talk! talk! talk! 書道家・武田双雲さん |
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書道家 武田双雲さん 気鋭の書道家・武田双雲さん。テレビ、映画などの題字を手掛けたり、パフォーマンス書道などの斬新な創作活動を展開、今もっとも注目を集めている書道家だ。書く書はいつも自由闊達で活き活きとし、概念にとらわれない表現方法は、多くの人の心を打っている。 そんな双雲さんは現在、筆をカメラに持ち替え、ニコンイメージング上で写真ブログ「もじあそび」を連載している。これまで記録用程度にしか撮影していなかったカメラだが、このブログをきっかけにカメラにどっぷりとハマっているとの噂を聞きつけた。そこで今回は、そのハマリっぷりを確かめるべく、双雲さんの書道教室を訪ねた。 |
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プロフィール 1975年、熊本県熊本市生まれ。3歳から母である書家、武田双葉に書を叩き込まれる。現在は湘南にて創作活動を続け、書道教室門下生約250名超(2005年12月より満席状態)。すべての活動の基盤に「感動と元気」を置く。
主な題字作品に、愛・地球博メインパビリオン題字揮毫、吉永小百合主演映画「北の零年」、三島由紀夫原作映画「春の雪」、TBS50周年記念ドラマ「里見八犬伝」、テレビ朝日「けものみち」本「タイヨウのうた」など。2003年上海美術館より「龍華翠褒賞」を授与。イタリアフィレンツェ「コスタンツァ・メディチ家芸術褒賞」受賞。著書に「たのしか」(作品集・ダイヤモンド社)、「「書」を書く愉しみ」(光文社新書)、「書愉道」(池田書店)。オフィシャルサイトはこちら(http://www.souun.net)。 |
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ニコンイメージングで写真ブログ「もじあそび」を連載中ですよね。それをきっかけにデジタルカメラにハマっているとうかがったのですが?
ええ、デジカメね。ブログを始めてから本当にハマってるんですよ。このS8、すごいですよね、シャッターも早いし、容量も大きいし、小さくて持ち運びも便利だし、うれしくてずっとこうやって手に持ってるんですよ(笑)。ずっと前に買ったデジカメをずっと使っていたので、今はこんなにすごい機能が付いてるんだ!ってびっくりしましたよ。 これまでも写真を撮る機会はあったんですね。
ありましたけど、それはデートするときとか旅行に行くときに撮る程度で、特にカメラにはハマってたというわけではなかったです。あくまでも記録用。でも今回、S8を持つようになって撮るのが楽しくなっちゃって!よく手ぶれをするから手ぶれ機能がついているのもいいですよね。BSS(ベストショットセレクター)※注1 も便利でよく使っています。 ※注1 BSS(ベストショットセレクター)=さらにブレを軽減するための機能。BSSをONに設定すると、シャッターを押している間、最大10コマまで連続で撮影することができ、そのうち最も鮮明な1コマをカメラが自動的に選んで記憶してくれる。 そこまでハマったのはなぜなんでしょうか?
一番のハマった理由は、接写撮影です。僕、接写マニアなんです(笑)。散歩が好きなんですが、散歩中いつも花や葉っぱを観察するんです。人と違う視点でものを見るのが好きで、「この花びらの角度、花の付き方はどうしてこうなったんだ」とか「この葉っぱの枚数を数えてみよう」とかやってたんですね。 今はそれをデジカメで写真に撮ることができるんですよ。花や葉っぱに、ぐーっと接写で寄って撮れる。自分の見ているものを写真に収めるという感覚がこれまでありませんでしたから、これは新しい発見でしたね。こうやって撮ると、目で見る以上に特別なものに写るんですね。 散歩に行くときに写真を撮ることが多いんですね。
多いですね。あ、でも一番多く撮るのは子供です。去年生まれたんですけど、8割、9割は子供を撮っているかもしれません。いや、9割9分かな(笑)?「あ、あくびした!」「はい、変な顔してー」「立ったー」とか、なんでもいいんです。子供が今くらいの時期に新しいデジカメが手に入ったとなると、もう撮るしかしょうがいないでしょう、親としては(笑)。 確かにそうですよね(笑)。
ただね、最近思うんですが、写真を撮るようになって100%の感動を自分で受け止めることができなくなったように思うんです。たとえばこれまでは、散歩の途中で「なんだこの花!」って思ったら、その感動を自分の中で受け止めて、それを誰かに伝えようとは思わなかった。だけど今は感動した瞬間に、これを写真に撮って誰かに伝えたいと思っちゃうんです。感動を受け止めようとする前に、すでに能動的になっているんですよね。 それはマイナス面だと思いますか?
マイナスかどうかはわかりませんが、事実として、感動を受けたときの思考が以前と変わってしまったということです。デジカメを持つ前と持った後では、ものを見る目、見方は変わりました。でも、何かを得るということは何かを捨てなければならないというのは仕方のないことですし、ようは全てがそうならないようにすればいい。バランスの問題だと思います。生活の全てをデジカメを通して見るわけではないですからね。 |
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