talk! talk! talk! : 女優 黒川芽以さん |
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今日お持ちいただいた写真の中にたくさん写っていますが、弟さんですか?
そうです、弟はよく撮りますね。写真を撮りたくなると「一緒に散歩に行こうよ」って言って連れ出して撮ったりするんです。小さな子供って表情が豊かでコロコロ変わるから撮っていても面白いんですよ。ポーズをとってもらったりもしますね。最初はカメラを向けられて緊張しているんだけど、ずっと構えていると慣れてきていい表情になるんです。 弟の運動会にも行って、私が写真係をしました。カメラを構える他のお父さんに交じって、というか負けないくらい前に出て撮ってました。「メダル取ったんだ、こっちに見せてー!」って。たくさん撮っちゃいました。もう、可愛くてしょうがないんです(笑)。 “姉”バカ状態ですね(笑)。他にはどんなものを撮っているんですか?
壮大な景色とか、すごい景観のところに行って撮るのもいいけど、私は日常にあるものを撮るのが好きなんです。写真って小さなものを主役にしてあげることができるんです。道ばたに咲いている小さな花でもファインダーで覗いてみるとすごくカッコ良く見えたり可愛く見えたり。普段あまり目にとまらないようなものを見つけてそれを主役に撮る、そういう写真が好きなんです。 なるほど。では歩きながら被写体を見つけることが多いのですか?
本当に夢中になっていたんですね。この猫の写真、とてもかわいいですね。
これは浅草で撮ったんです。猫がたくさんいる所があって、でもどの猫も全然逃げないんですよ。この写真もすごく近くに寄って撮ったんですよ。ポカポカしていて気持ちよさそうですよね。 こちらの杭の写真は工事かなにかの印でしょうか?まさに普段は主役にならないような被写体ですね。
これはですね、杭に書いてある「513」っていう数字が実は私の誕生日なんです。5月13日です。最初歩いていて400番台の杭を見つけたんですね。それがずっと先に続いていて、これはもしかして歩いて行ったら513まであるかもしれないって思って歩いて行ったんです。「511、512……あったーっ!」みたいな感じで撮りました。 すごい好奇心ですね!結構歩いたでしょう?
歩きましたね。でもとっても楽しかったです(笑)。 |
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写真を撮っていて面白いと思うのはどんなところですか?
ファインダーを覗いているときが一番面白いです。ピントが合った瞬間に「よし、これだ!」ってなるのがいいんです。あとフレーミングはいつもすごく考えます。この花は真ん中にするのがいいのか、左に寄せた方がいいのか、アップにするかって悩むのが面白い。最終的にフレーミングを決定する決め手は直感ですね! 出来上がりをどうしたいとかイメージして撮ることまではまだ出来ないので、あまり考えず、ファインダーを覗いたときに素直にいいなって思ったものを撮っています。 撮ったあとはどうやって整理されているんですか?
あと、アルバムに並べるときにどう写真を配置しようって考えるのも好きなんです。どっちが上に来た方が効果的とか、隣になにが来るときれいに見えるかとか。写真の並べ方で全く印象が変わってくるんですよね。これは空が上にあって、下には蝶がとまっている写真。空と地上、そういうイメージで並べました。 これまで撮った中で特にお気に入りの写真はありますか?
うーん、お気に入りというか、空の写真は好きでよく撮ってましたね。空は1秒も同じではないから、それが面白いなって思うんです。花とかそういうものは止まっているけど、空は雲が流れているからその瞬間しか撮れないものなんですよね。いつも上にあるけど今しか撮れないものだなって。あとはお花を撮るのも好きです。だから今、マクロレンズが欲しいんですよ。細部までぐっと寄ってお花を撮りたいですね。 それこそピントが合うと気持ちが良いでしょうね。
そうですよね。前にお花を撮っているときに虫がいて、私虫が本当に大嫌いなんですけど、写真にしたら大丈夫だったんです。だから虫も寄ってみたいですね。ニコンのカメラはパキっとシャープに写真が撮れる感じがするので、特に寄った写真は素敵だと思うんです。 その他に撮ってみたいもの、撮りに行きたい場所などはありますか?
まだ海を撮ったことがないんです。だから海に行きたい。あとは季節それぞれの風景。あじさいの咲く頃に鎌倉に行ってみたり、今なら冬の景色がいいですね。私は冬が一番好きなんです。寒いんだけどどこかあったまる雰囲気のあるような、そんなイメージの写真が撮れたらいいですね。 あとは光のあまりない薄暗いときに、それを生かしてどれだけ面白い写真が撮れるかとか、雨上がりに葉っぱに水滴がついているのが撮りたいとか、他にも撮りたいものがたくさんあるんですよ。なかなか時間がないけどいつか撮りたいです。そうだ、このカメラを海外に持って行ったことがないんですよね!海外で撮ったらどんな風に写るんだろう。たぶん興奮して撮りっぱなしだと思う(笑)。 |
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撮りたいものが本当にたくさんあるんですね。時間があれば今すぐにでも撮りに行ってしまいそう。
最近あまり撮っていないので、時間があれば撮りに行きたいですね。でもカメラは一生続けられる趣味だと思っているんです。これから先いくらでも撮る機会はあると思うから、無理してまで撮りたいと思わないし、早く上手くなりたい!って焦ってもいないんです。仕事があるときは一生懸命仕事して、暇ができたら撮りに行って楽しめればいいって思っているんですよ。 前におばあちゃんが三脚持って、大きなカメラ構えてカシャカシャ撮っているのを見たんですよ。このおばあちゃんはなんてカッコイイんだ!って思いました。ほんとにカメラは一生かけて続けられるものなんだなぁって。 黒川さんは写真のどこにそんなに惹かれたんだと思いますか?
写真を撮ると心が広くなるような気がするんです。カメラを持って歩いていると、何かいいものないかなっていっぱい探すから、普段は通り過ぎてしまう小さなものも見つけるようになるんです。見えなかったものをしっかり見るようになるし、気づかないことに気づけるんです。小さな花でも草でも、写真に撮ると感動をもらえる。一生懸命生きているんだなとか、よく分からないけどそんな気持ちになる。その感じがすごく好きですね。 あとはカメラで人と話ができるんです。カメラを構えてると「カメラ勉強してるの?」って話し掛けてくれる人もいるし、お花を撮ってたらそこに住んでるおばさんが出て来て「それきれいでしょ?そのお花の種あげようか?」って言ってくれたこともあるんですよ。 では最後に、黒川さんにとってカメラはどういう存在ですか?
今回はたくさんお話をうかがって、本当に撮るのが好きなんだということがとても伝わってきました。
うふふ。最近もこんなふうに仕事でカメラの話をさせていただく機会があったんですが、私がカメラの話をしているときの写真を見るとめちゃくちゃ笑顔なんです。「なんだこの顔!」って思うくらい笑ってるの、ニコニコです(笑)。 これからもその笑顔で写真を撮り続けていってくださいね。
はい。私も、三脚持ってシャキッとカメラ構えてるカッコイイおばあちゃんになりたいと思います。 |






