Nikon Imaging
Japan
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レイチェル・チャン×土田 ヒロミ「ヒロミ道場! レイチェル入門!!」特設レポート

「ヒロミ道場! レイチェル入門!!」特設レポート

フォトカルチャーウィーク クロッシング 2017の特別企画。
ラジオパーソナリティとして活躍するレイチェル・チャン氏。写真が好きで、このたび思い切ってNikon Dfを購入。写真がもっと上手くなりたいとの相談を受けた写真家土田ヒロミ氏が指導を快諾。今回のイベントの企画として、特別に指導を受けるドキュメンタリーシリーズを開催することになりました。東京・名古屋・大阪の3会場でステップアップを目指すことを目標に実施。はたして、土田ヒロミ氏の指導でレイチェル・チャン氏の写真にはどのような変化が現れたのでしょうか?各会場の展開を追ってレポートします。

東京篇 -自分を知る-

日常で撮影した写真を手に、いよいよ道場入門。撮影が好きで、趣味が高じてNikon Dfを購入したレイチェル・チャン氏。そのNikon Dfで撮影した写真を土田ヒロミ氏にレビューしてもらうことから道場がスタートします。

レイチェル・チャン氏の写真を一つ一つ丁寧に確認しながらレッスンが進行。土田ヒロミ氏の問いかけを通じて、自身のクセや趣向が引き出され、今まで意識しなかった写真に表れる自分自身がつかめてきました。まずは、「自分自身を知ること」。土田ヒロミ氏のアドバイスで少し気づきがあったようです。撮影テクニックなどの技術でなく、自分を知ること、向き合うこと。土田ヒロミ氏の的確なアドバイスで会場を納得感が包みこみます。名古屋会場までの宿題は「浅草で500カット以上撮影してくること」。漠然と撮るのではなく、意識をきちんともって撮り続けてみましょう。次回に向けてワクワクしながら初回のレッスンを終えました。

名古屋篇 -集中して撮り続ける-

名古屋篇では、「500カット以上撮影してくること」が宿題。多忙なレイチェル・チャン氏が選んだ被写体は浅草三社祭です。多忙な時間をやりくりし賑わう浅草で単独撮影を敢行。神輿を担ぐ人々や、祭りの空気感、祭りの後の町並みをスナップし続けたそうです。そうして、第二章となる、ヒロミ道場名古屋篇に臨みました。

前回とは明らかに異なる写真表現が出現。漠然と撮っていた時とはと写真が変わってきました。お祭りという非日常の空間で、被写体が向かってくる場を受け止めて逃さない撮影経験。500カットという多くの枚数を撮影するという課題は、集中して撮り続けていく中で目の前の変化に気づき、その変化を逃さない意識を感じてもらいたかったという指導意図だったようです。

レイチェル・チャン氏は祭りの賑やかな雰囲気や集中して撮影する動機付けも手伝い、課題の500カットの倍となる1000カットを、なんと1日で撮影。会場ではその1000カットを土田ヒロミ氏が丁寧にレビュー。自身と土田ヒロミ氏のセレクトの違いも通して、写真の面白さを教えていただいたようです。

大阪篇 -被写体に入り込んでいく-

指導を受けて、徐々に写真への向き合い方も変化してきたレイチェル・チャン氏。ヒロミ道場の仕上げとして、土田ヒロミ氏のマンツーマンよる撮影指導に臨みました。大阪のテーマは、「自ら切り込んで撮影すること」。親しみの街・大阪で被写体に自ら入り込んでいくことで新たな自分に出会うことになります。

ライブ当日の午前中、二人はなんばの街を撮影。マンツーマンで撮影指導が入ります。街に溶け込み、人に入り込み、撮り続けることで、集中力が増すレイチェル・チャン氏。大阪では特に積極的な姿勢で撮影を続ける姿が印象的でした。土田ヒロミ氏の指導のもと、課題とされた被写体へ飛び込む勇気と体で撮影をすることを体現。東京・名古屋の表現とは目を見張る変化が確認でき、会場の皆さまと共有しました。また、レイチェル・チャン氏自ら、ファインダーを覗くとスイッチが入るようになることにも気づきがあり、しっかりと写真に向き合う姿勢に入り込むことが実感できたようです。レイチェル・チャン氏だけでなく、会場にお越しの皆様にも通じる「写真のヒント」が満載のライブで締めくくり、土田ヒロミ氏から多くの気づきをもたらされました。レイチェル・チャン氏は、もはや愛機Nikon Dfともすっかり仲良くなっていました。

写真を撮ることで、また違う自分に出会えた。

【レイチェル・チャン氏】
フォトカルチャーウィーク クロッシングならではのドキュメンタリー企画に参加し得るものが多かったです。最後はどうなるのだろう、と手探りでドキドキしながらの作業でしたが、この企画を通じ、写真の奥深さ、深みに触れることができて、もっと写真に向き合おうと思っています。自分の武器はマイクだと思っていましたが、カメラも新たな武器になりそうです。機械がわからなくてもあきらめず、もっと様々な世界に踏み込んで写真を楽しみたいと思います。

【土田ヒロミ氏】
この企画でアマチュアのレイチェル・チャンさんがどこまでやってくれるのか手探り状態でスタート。彼女の本来の良さである積極的に入りこんでいく姿勢や強い好奇心を写真で引き出せたと感じています。写真を撮るのは新しい自分との出会いであり、気がつかなかった自分を見つけるきっかけにもなり、自分の新たな成長を促すものと思っています。これからも写真やカメラを通じ、知らなかった自分に出会うことをもっともっと楽しんでください。

プロフィール

写真:土田 ヒロミ
土田 ヒロミ ( つちだ ひろみ )
写真家
1939年 福井県生まれ。
ニッコール監事、ニコンサロン審査委員(1994~2017)。現在:大阪芸大で教鞭◆主な作品(写真集)「俗神」(’76)「ヒロシマ」(’85)「砂を数える」(’90)◆ 受賞「太陽賞」(’71)「伊奈信夫賞」(’74)「日本写真家協会賞」(’84)「土門拳賞」(’08)◆作品コレクション先・ 東京都写真美術館(東京)、ニューヨーク近代美術館、ポンピドーセンター、カナダ近代国立美術館、サンフランシスコ現代美術館、ゲティー美術館など。
写真:レイチェル・チャン
レイチェル・チャン
ラジオパーソナリティ
J-WAVE 81.3FM『SMILE ON SUNDAY』ナビゲーター。
ラジオDJ、バイリンガルMC、ナレーター、テレビコメンテーターなど幅広い分野で活躍。幼少期に5年半米国N.Y.、20代に6年弱英国で過ごすなど海外経験も豊富。Blue Note Tokyo他にて、東北復興支援チャリティライブ「Journey back Home」を定期的に開催。名誉利酒師酒匠。各地の蔵元を訪ねたり、田植えも体験するほどの大の日本酒好き。自身でも日本酒のイベントを主催、英語と日本語の両言語で日本酒を広める事をライフワークとしている。昨年初めての写真展をニコンプラザ銀座で開催するなど、活動の幅を広げている。