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雨に映える草花花・植物

雨の日の撮影は苦労しますが、鮮やかな色が再現されしっとりとした表情になり、晴天の日とはまた違った雰囲気の作品が作れます。花や新緑と組み合わせて、雨の日を表現してみましょう。

紫のフジの花がほぼ満開のいい撮影条件でした。やや暗めの深緑の背景を選び、白い雨滴が目立つよう考えました。
太陽の光がのぞめない日であったこともあり、ISO感度を上げて高速シャッター(1/1000秒)を切り、粒々の止まった感じの雨としました。
フジ棚をやや見上げる角度で撮っています。

撮影時のポイント

  • 望遠レンズを選び、背景のボケを大きく表現
  • 花の列と平行になるような位置から撮り、浅い被写界深度でも全てのフジの花がシャープに写るよう配慮
  • 背景がやや暗めだったので、マイナス(-1.0)の露出補正で花の色がきれいに出るようにした
  • 雨の日で荷物を少なくするため、三脚は不使用

撮影情報

撮影データ・使用機材

レンズ:AF-S NIKKOR 70-200mm f/2.8G ED VR II
焦点距離:160mm
絞り値:f/3.5
シャッタースピード:1/1000秒
ホワイトバランス:晴天
露出モード:絞り優先オート
測光モード:マルチパターン測光
露出補正:-1.0段
フォーカスモード:AF-S
ISO感度設定:ISO 640

おすすめ機材

望遠ズーム

おすすめのレンズ
AF-S NIKKOR 70-200mm f/2.8E FL ED VR

機動性と優れた光学性能を高次元で両立した開放F値2.8一定の大口径望遠ズームレンズ。

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この被写体の撮影バリエーション

雨滴のつきやすいスギナの間にツクシが伸びていました。主役はツクシですが、周りをびっしりと取り囲むように光る水滴もキラキラと美しく、雨上がりの朝日の中で嬉しい出会いでした。

マイクロレンズでバラの花弁についた水滴をできるだけ大きく表現しました。絞り開放気味での自然で美しいボケはマイクロレンズならではといった撮影でしょう。
被写界深度が浅いため、ピントには充分配慮が必要です。

撮影・解説:芳賀 健二

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