Nikon Imaging
Japan
At the heart of the image.

Lesson14:打ち上げ花火

撮影シチュエーション

撮影場所:花火大会が開催される海岸

時間帯:日没後

天気:晴天

一瞬の輝きを放ちながら夜空を美しく彩る打ち上げ花火。多くの方がカメラを向けたくなる人気の被写体ですが、その姿をしっかり写真に収めるためにはまず花火がよく見える撮影場所を確保しておくことが重要です。撮りたい写真のイメージに合わせて機材の準備を行ったりカメラの設定をしておいたり、本番前にしっかりと用意して臨みましょう。
レンズ選びは撮影場所から花火の打ち上がる場所までの距離を考慮しながら、どれくらいの大きさで花火を撮りたいのか、そのイメージに合わせセレクトするとよいでしょう。撮影中にレンズを交換する余裕がないという方は、広角から望遠までをカバーする高倍率ズームを装着して行くのもおすすめです。
なお、多くの人が来場する花火大会では三脚を立てると周囲の迷惑になる場合もありますので、三脚使用が可能なのかを事前に確認しておきましょう。また周囲に迷惑がかかるためフラッシュを焚かないようにするなど、マナーを守って撮影を楽しんでください。

撮影監修:斎藤 勝則

今回選んだレンズ

標準ズーム

AF-P DX NIKKOR 18-55mm f/3.5-5.6G VR

  • 焦点距離18-55mm(35mm判換算で27-82.5mm相当)の画角で、少し引いた花火の画から各所で一斉に打ち上がるような花火の全景、周囲の風景を活かした花火写真も撮影できます。
望遠ズーム

AF-P DX NIKKOR 70-300mm f/4.5-6.3G ED VR

  • 焦点距離70mm-300mm(35mm判換算で105-450mm相当)までをカバーする超望遠ズームレンズで、近距離で上がる花火の一部分を大きく切り取ったり、少し遠い場所で打ち上がる花火を大きく写したりと幅広い表現ができます。
撮影場所と撮影位置

撮影場所に選んだのは海岸から海上に上がる花火を楽しむことができる場所で、周囲に広がる夜景を活かしながらの撮影も可能です。あらかじめ花火が打ち上がる場所を調べ、花火の背景にちょうどライトアップされた橋が入る位置を探して撮影場所を確保しました。目の前に遮るものがなく、しっかりと花火を狙うことができるのもポイントです。ここから花火の打ち上げ場所まではおおよそ500mほど、距離を考慮しながら撮影しやすい焦点距離を持つズームレンズをセレクトしました。
今回は三脚を使わず手持ちで花火の撮影を行いました。ISO感度を上げて絞りを開放ぎみにすることでシャッタースピードを稼ぎ、手ブレを防いでいます。花火が開いた瞬間を狙って連写しながら、その一瞬を切り取るように写しました。絞りが開放気味のため、花火にピントが合うようフォーカスモードを[AF-C(コンティニュアスAFサーボ)]に、AFエリアモードを[ダイナミックAF]に設定。三脚が使えない場所やより気軽に花火撮影にチャレンジしたい場合などにおすすめの設定ですので、参考にしてみてください。

撮影した写真の比較

標準ズーム

AF-P DX NIKKOR 18-55mm f/3.5-5.6G VR

花火大会の終盤、数か所から連続で一斉に花火が打ち上がる大迫力のスターマインは夜空いっぱいに花火を入れるように焦点距離29mmで、その全景が伝わるようフレーミングし撮影しました。ライトアップされた橋と海上に並ぶ屋形船も一緒に撮影することで、とても華やかで豪華な印象の1枚になりました。

望遠ズーム

AF-P DX NIKKOR 70-300mm f/4.5-6.3G ED VR

連続して打ちあがる花火を捉えた1枚です。開いた花火の直径がおおよそ構図内に収まるような画角を狙って、望遠ズームの広角側、焦点距離80mmで撮影しています。次々と開いては消えていく花火のタイミングを測りながら連写で撮影し、ちょうど2つの花火が重なり合ってきれいな円形になった瞬間の写真を選びました。

望遠ズーム

AF-P DX NIKKOR 70-300mm f/4.5-6.3G ED VR

焦点距離300mmで花火の中心部分を大きく切り取って撮影しました。放物線状に勢いよく火花が飛んでいく一瞬の動きを迫力満点に捉えています。花火の中心部分を構図内にしっかり収めるために、花火玉が夜空に打ち上がっていくところから見失わないようレンズで追いかけ、花火が開くタイミングをしっかり狙って連写しています。

離れた場所から花火を撮るなら、望遠レンズで

花火会場から少し離れた場所から標準レンズで撮影。標準域のレンズでは、周囲の建物なども写り込んでしまいます

同じ位置から、望遠レンズで撮影。周囲の建物をよけて花火部分を大きくアップで撮影することができました

夜空に高く打ち上がる花火。会場まで足を運ばずとも、花火が見える少し離れた場所から楽しんでいるという方も多いのではないでしょうか。そうした場所から撮影するときは広角~標準レンズやスマートフォンだと周囲の建物や電線などが写り込んでしまったり花火自体が小さくなってしまったりとなかなか思うようには撮れないものです。そんなときにおすすめしたいのが、望遠レンズです。花火自体を大きく写すことができるだけでなく、花火に寄ることで周囲の建物などを写さないよう撮ることができます。少し遠くから花火を撮るなら、望遠レンズを1本揃えておくととても便利です。

こんな写真も撮りました

使用レンズ・機材

AF-P DX NIKKOR 18-55mm f/3.5-5.6G VR

風景やポートレート、スナップ撮影とさまざまなシーンで活躍する小さく軽い標準ズームレンズ。遠近感を強調した広角描写もボケを活かした望遠の描写も、さらに最大撮影倍率が従来よりも高いため料理や小物などに近づいて撮るクローズアップ撮影も楽しむことができます。

製品の情報はこちら

AF-P DX NIKKOR 70-300mm f/4.5-6.3G ED VR

70mmから300mmまでをカバーする超望遠ズームながら小型で軽量。さらに手ブレ補正効果4.0段(CIPA規格準拠)のVR機構も搭載しておりスナップ撮影や運動会、発表会など、多様なシーンで活躍するレンズです。高速で静粛なAFを実現した「AF-Pレンズ」はレンズ駆動音も静かなので動画撮影にも適しています。

※APS-Cサイズ相当の撮像素子を搭載したデジタル一眼レフカメラ使用時。最も望遠側で測定。

製品の情報はこちら

ギャラリー

このギャラリーでは「レンズレッスン」で撮影した作品を掲載しています。
レンズの種類や目的で絞り込んで作品を検索することができますのでこの種類のレンズでそんな作品が撮れるのか、またお持ちのレンズの参考にしながらご覧ください。

ギャラリーはこちら