Nikon Imaging
Japan
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JPEGまたはTIFFで撮影した画像に対して、倍率色収差によって生じた輪郭部の色のにじみを補正したい

JPEGまたはTIFFで撮影した画像に対して、倍率色収差によって生じた輪郭部の色のにじみを補正したい

Capture NX2の「倍率色収差補正」で、倍率色収差によって生じた色のにじみを補正することができます。

Before
画像の輪郭部に赤や緑がかったシアンの色ずれが見られます。

After
倍率色収差補正によって、色ずれが目立たなくなります。

  • 上のBeforeとAfterの図は倍率色収差を見やすくするために、画像を拡大表示しています。

倍率色収差とは

光は色によって波長が異なります。波長の長さの違いは、画像の周辺部で像の大きさの違いとなって現れます。これが倍率色収差で、色ずれの原因のひとつです。倍率色収差は、屈折率の異なるレンズを組み合わせることで、ある程度の補正がなされていますが、光学上、避けることのできない現象です。色ずれの種類には、「赤とその補色であるシアン」と「青とその補色である黄色」のほか、レンズによっては、これらが混ざった複合的な色ずれも生じます。
下の2つの図は、色収差を模式的に表したもので、左の図は色収差が発生していない状態ですが、右の図は色収差が発生した状態(赤とシアンの色ずれが見られます)です。色収差が発生したときは、特にコントラストの強い部分にはっきりと色ずれが表れます。

色収差なし

色収差あり

STEP1 : 画像を拡大して倍率色収差を確認します

画像を開いたら、「ズームツール」を選択します。

「ズームツール」で色収差がみられる部分をクリックするか、マウスでドラッグして拡大します。

拡大した画像で色収差を確認します。ここでは「赤」と「シアン」の色ずれが見られます。

画像の輪郭部に緑がかったシアンの色ずれや赤の色ずれが見られます。これは「赤とシアン」の色収差です。

STEP2 : 「倍率色収差補正」を選択して実行し、終了します

「調整」メニューの「補正」から「倍率色収差補正」を選びます。

エディットリストに、「色収差補正」が追加されます。
「倍率色収差補正」の設定部分で「赤-シアン」のスライダーを左右にドラッグして補正します。ここではスライダーを左に(値は「-84」)移動しています 。

色収差が補正されます。

色収差が補正され、色ずれが目立たなくなります。

倍率色収差補正のスライダー操作について

「赤-シアン」のスライダーは、RGB画像のR(赤)チャンネルを補正し、赤、またはシアンの色にじみを補正します。スライダーを左に動かすと赤のにじみが減少し、逆に右に動かすとシアンのにじみが減少します。
「青-イエロー」のスライダーは、RGB画像のB(青)チャンネルを補正し、スライダーを左に動かすと青のにじみが減少し、右に動かすとイエローのにじみが減少します。

RAW画像の「自動倍率色収差補正」について

RAW画像の場合、画像を開くと同時にエディットリストのクイックフィックスの下に「カメラとレンズの補正」が追加され「自動倍率色収差補正」が有効になり、簡単に色収差を低減することができます。チェックを外すと、色収差補正能効果が取り除かれます。