Nikon Imaging
Japan
At the heart of the image.

ザ・ワークス Vol.19 ニコン塾

カメラやアクセサリーの使い方から本格的な撮影のテクニックまで、幅広い講座構成でリピーターも多いニコン塾。その人気の秘密や講義中のエピソードなどを講師の倉持氏がこっそり教えてくれます。

倉持 永 (くらもち・ひさし)

1979年早稲田大学卒業と同時に日本光学工業株式会社(現株式会社ニコン)に入社。人事部、カメラ営業部、ニコンカメラ販売株式会社広島営業所を経験した後、1993年より企画部企画課に勤務し、主に新規事業の企画に携わる。この頃より、ニコンカメラ販売株式会社におけるデジタルカメラ関連のパイオニアとして、社内外のデジタルカメラ講習会の講師を務める。現在はニコンカメラ販売株式会社フォトサポートセンターに勤務し、ニコン塾のデジタルカメラ関連講座、OL写真講座の講師を担当している。趣味はバレーボール。ニコンバレー部の一員として、昨年全国大会にも出場している。好きなカメラはD100。「スポーツ好きの私には、やっぱりD100です。スポーツ新聞のカメラマンが何年もかかってつかんだようなシャッターのタイミングもすぐにつかめると思いますよ(笑)」

「使用説明書を読んでわからない人も講師と一緒にカメラを動かせばすぐに理解できます」

まずは、ニコン塾の説明からお願いします。

「ニコン塾は、ニコンのカメラ・アクセサリーの使い方をはじめ、いろいろな写真の撮り方や、デジタルカメラの使い方などが学べる、ニコン独自の講座です。カメラの使用説明書は、分厚いですよね。当たり前ですがカメラに付いている機能がすべて書いてあるので、情報が多すぎてわからなくなったり、読むのが面倒になる人が多いようです。その点、ニコン塾に来ていただければ、このボタンをこうしてああして……と、その場で一緒に体験しながら使い方を覚えていただけます。百聞は一見にしかずとでも言いますか、使用説明書の文字を追って理解するより、はるかにわかりやすいと思いますよ」

使用説明書を読むのが大変で、結局オート機能しか使わないということもありますよね。

「ええ。また、一般の方はカメラのすべての機能を使うわけではありませんよね。“こういう機能がありますが、一般の方はあまり使いません。それよりも今日はここのところをしっかり勉強しましょう”というように、どの機能が大切か、ポイントポイントを押さえてお教えしますので、効率よく覚えることができると思います」

かなり忙しいという話をしながらも楽しそう
な倉持氏。“finder”のvol.18スポーツは、ス
ポーツ好きの倉持氏の力作とのこと。

ニコン塾は、基本的に一般のお客様むけの講座ということでよろしいのですか?

「そうですね。プロカメラマンの方や販売店の店員様むけには、ニコン塾としてではなく別途セミナーを企画することもあります。D1XやD100を発売したときは、フィルムの一眼レフを使っているカメラマンの方に、デジタルカメラの一眼レフを使っていただきたいということで、プロカメラマンの方むけの講座を行いました。他にも、販売店の店員様むけには、出張してお教えすることもあります」

お忙しそうですが、講師は何人いらっしゃるのですか?

「私を含めて4人です。4人ですべての講座を受け持っているので、かなり忙しいです(笑)。他にも、ニコンイメージング(現在ご覧になられているウェブサイト)の“finder”というコーナーで、毎月テーマ別に撮影のテクニックを紹介しています。こちらも講師4人で気合を入れてつくっていますので、是非みなさんにご覧になっていただきたいですね。写真を撮る前に、ちょっとした予備知識を頭に入れておくだけで、仕上がりのだいぶ違った写真になるはずです」

人気のある講座ばかり!! 6つの講座の充実したカリキュラム

では、人気の講座を教えてください。

「すべての講座でほぼ満員となっておりますので、特にこれが人気というよりも、まんべんなくお客様にご参加いただいていると思います」

実際拝見しましたが、かなり盛況ですね。

「そうですね、おかげさまで。東京を中心にお話させていただきますと、現在は大きく分けて6つの講座があります。カメラ・アクセサリーの使い方講座、デジタルカメラ体験講座、写真講座、のんびり写真講座、OL写真講座、土曜日講座です」

D100セミナーの講義風景。真剣な雰囲気が
伝わってくる。

その6講座の概要や特徴の説明をお願いします。

「まず、カメラ・アクセサリーの使い方講座は、もう既に機材を持っているが、なかなか使いこなせないという方むけに、機材別にじっくり使い方をお教えする講座です。各講座1回2時間となっており、気軽に来ていただけると思います。リピーターの方も多く、たとえば、午前中にカメラの講座を受けて、午後にスピードライトの講座を受けるという方もいらっしゃいます」

次にデジタルカメラ体験講座はどんな内容ですか?

「文字どおり、デジタルカメラを体験していただく講座です。デジタルカメラの基礎と使い方、プリントアウトから簡単な画像処理までを学んでいただける、計4時間の講座です。COOLPIXシリーズの体験ができるコンパクトコースに加え、2002年10月から D100の体験ができる一眼レフコースを追加いたしました。機材は、受講者全員に貸し出しをしております。特にデジタル一眼レフは話題のD100をお貸ししていますので、使ってみたいという方が多いようです」

そうですか。デジタルカメラの購入を検討されていらっしゃる方にはうれしいですね。写真講座は実習などもあってさらに充実しているようですが、詳しく教えていただけますか?

ニコンプラザ新宿で行われるOL写真
講座の講義風景。夜7時からなので働いてい
る女性にはうれしい。
OL写真講座で貸し出しをしている機材。これ
で練習をしてからカメラを購入さ
れる方も多い。

「写真講座は、基礎コースと実践コースがあります。基礎コースはカメラを買ったばかりの方など、一眼レフカメラの初心者むけの講座です。1回3時間が4回のコースで、講義が2回、撮影実習が1回、実習作品の講評が1回となっています。実践コースは、カメラの基礎を覚えた方むけで、クローズアップ、風景、スナップという3つのジャンルで実際に撮影するときのテクニックなどを学べる講座です。1回3時間が3回のコースで、講義が1回、撮影実習が1回、実習作品の講評が1回となっています。参加者はたいてい基礎コースを終えられた方ですね。こちらもリピーターが多くて、すべてのジャンルを受けてくださる方もけっこう多いです。土曜日講座は、平日はなかなか時間が取れない方むけで、内容はほとんど写真講座と同じです」

では、OL写真講座の基礎コースやステップアップコースの内容については?

「そうですね。基礎コースでお教えする内容は似ています。OL講座は夜19時~21時までの2時間です。夜なので実習では夜景を撮ったり、部屋の中で小物や人物を撮ったりしています。ステップアップコースは、時間帯は同じで講義が1回、撮影実習が2回、実習作品の講評が2回、ゲスト写真家のトークが1回の計6回、そのうち実習は場所が屋外のため土曜日の昼間に行います。鎌倉や横浜、あるいは植物園などさまざまなところで撮影実習をしています。最後にのんびり写真講座ですが、こちらも内容的には似ていて、1回3時間が8回で、講義が2回、撮影実習が3回、実習作品の講評が3回となっています。実習が3回ありますので、時間をかけてゆっくり学べます」

ほとんどの講座に撮影実習や作品の講評があるのがいいですね。機材は持ち込みですか?

「ほとんどの講座は持ち込みです。貸し出しを行っているのは、先ほど申し上げたデジタルカメラ体験講座と、 OL写真講座のみです。持ち込みの機材には、特にこだわりがありませんので、ニコン以外のカメラでも大歓迎です。写真を楽しみたいとお考えの方は、是非ご参加ください」