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てくてくカメラ

花と水と緑に囲まれて、秋の山中湖散策

標高約1,000メートルの高原地帯にある山梨県・山中湖村。様々なアクティビティが楽しめる山中湖を中心に、ペンションやホテルなどの宿泊施設が立ち並ぶリゾート地です。山中湖は富士山に一番近い湖。今回は涼しい高原にひと足早く訪れた秋を感じながら、富士山のビュースポットや山中湖の自然を存分に満喫できるスポットをめぐりました。

1、花の都公園 → 2、水陸両用バス 山中湖のKABA → 3、山中湖を散策 → 4、ハンモックカフェ

1. 花の都公園

辺り一面に広がる花畑は圧巻
山中湖に秋を告げる花を探しに出かけよう

涼やかな風に誘われてやってきたのは「花の都公園」です。広大な敷地に四季折々の花が咲いており、天気次第では花畑の向こう側にそびえる富士山を見ることができます。訪れたときにはちょうど秋を告げるコスモスが咲き始めていました。東京はまだ蒸し暑さの残る季節でしたが、高原地帯に位置する山中湖村にはひと足早く秋がやってきたようです。

ちょうど満開を迎えていたのは百日草や黄花コスモスです。一面に広がるオレンジのじゅうたんは圧巻の一言。訪れた日は残念ながら雲の中に姿を隠していた富士山ですが、湿度の下がる秋からは見える確率が高くなるそう。富士山を狙うなら、気温が低い朝の時間帯もおすすめです。花畑と雄大な富士山とのコラボレーションが撮影できるのはこの場所ならではです。

2. 水陸両用バス 山中湖のKABA

豪快に水しぶきをあげ、湖にダイビング!
湖面に吹き抜ける風を全身で感じよう

続いて山中湖を満喫すべく向かったのは人気アクティビティのひとつ、水陸両用バスの「KABA」。青いカバの絵が目印のバスに乗り込むと、まずは周囲の森の中を颯爽とドライブ。バスの中では山中湖の豆知識をガイドさんがクイズ形式で案内してくれ、そもそもこのバスがなぜ“KABA”という名前なのか? なんて謎も解けるかもしれません。そして湖岸まで来ると、いったんストップ。と、そこから一気に湖へ! ザブンと大きな水しぶきがあがった瞬間、バスの中でも大きな歓声が上がりました。このドキドキ感、ぜひ味わってみてください。

ドライブの次はクルージングのスタート、KABAは静かに湖面を進んでいきます。遊覧船やジェットスキーなどの水上アクティビティを楽しむ人たち、周囲の山々の様子などあちこち眺めたり写真を撮ったり山中湖の風景をたっぷり堪能することができました。KABAを降りたら隣のKABA CAFEでひと休みするのがおすすめ。オリジナルグッズなどお土産を買うことができるほか、人気だというブルーローズ味の「富士山ソフトクリーム」などもあります。

3. 山中湖を散策

山中湖周辺をめぐりながら
様々な湖の風景を撮影しよう

山中湖は白鳥が越冬する最南端の湖としても知られています。一方で山中湖を“白鳥の住む湖にしたい”という地元の方々の願いにより1967年に白鳥のつがいを湖に放したことをきっかけに定住し、それ以降季節を問わず白鳥に出会える湖となりました。KABA乗り場のすぐ近くでも白鳥に出会えるとの情報を聞き、さっそく湖岸へ降りてみました。観光客も多い山中湖の白鳥たちはとても人懐こく、すぐそばで見る大きな白鳥の姿にRieちゃんも大興奮でした。そしてふと横を見ると、さっき乗ったKABAが次のお客さんを乗せ湖へ! 外から見てもなかなかの迫力です。

山中湖から三国峠へと向かう県道を登っていくと、道の途中に開けた場所を見つけることができます。ここ「パノラマ台」は富士山と山中湖のビュースポットとして知られる場所。ここからは眼下に広がる山中湖が一望でき、また違った湖の風景を堪能することができます。秋の訪れとともに辺り一面がススキ野原になっていたパノラマ台、山中湖周辺の豊かな自然を垣間見ることができました。

次に訪れた「山中湖親水公園(長池親水公園)」も、山名湖畔の有名なビュースポット。撮影時は残念ながら富士山見えませんでしたが、さえぎるものが一切なく富士山を湖越しに見られるスポットなので、晴れの風のない日には湖に映る"逆さ富士"を撮ることもできるのだとか。賑やかな観光地から離れた山中湖北岸のこの辺りは、とても静かな場所。静かな波音に耳を傾けながら湖岸を散歩するだけでもとても開放的な気分になります。

4. ハンモックカフェ

緑に囲まれたカフェでゆったりのんびり
ハンモックに揺られて過ごす癒しの時間

旅の最後はのんびりとした癒しスポットへ。ここ「PICA山中湖ヴィレッジ」はコテージが並ぶ宿泊施設ですが、レストランやカフェなど日帰り利用を楽しみに訪れる観光客も多い場所。木々に囲まれたデッキスペースには誰でも自由に使える小さな図書館のような小屋とハンモックがあちらこちらにかけられています。ドリンクや軽食を提供してくれる「ハンモックカフェ」もあり、ハンモックでゆっくりコーヒーを飲みながら読書をしたり昼寝をしたりと思い思いの時間を過ごすことができます。

ヴィレッジ内を散策しカフェで小腹を満たした後は、ハンモックでリラックスタイム。ゆらゆら揺れながら木漏れ日を見上げていると、自然と一体になっているかのような感覚を覚えます。花も湖も緑も、山中湖の自然は訪れる人にたくさんの癒しを与えてくれるようです。おいしい空気をたくさん吸って、パワーをたっぷり充電することができた初秋の旅でした。

ナビゲーター Rie(りえ)

1994年3月14日滋賀県生まれ。負けず嫌いな性格で、目標のために努力は惜しみません。水原希子さんが大好きで、彼女のようにかっこよくオールマイティに活躍できる人になりたいです。実は今カメラに興味津々、いつか一眼レフカメラを手に入れるぞ!
趣味:ビリヤード
好きな場所:カフェ

お散歩の感想

印象に残ったのは初体験の水陸両用バス、湖に入る瞬間はすごくドキドキしました! 水しぶきがすごくて、思わず声を上げちゃいました。人懐こい白鳥に出会えたのも、意外と大きくて少し怖かったですが(笑)貴重な体験でした。富士山が見えなかったのだけが残念でしたが、山中湖から見る富士山は思った以上に大きいと聞いたのでまたぜひリベンジしに来たいです。

撮影スポットの紹介

撮影地マップ

機材・グッズ紹介

D3400 ダブルズームキット

持ち歩きに便利な小型、軽量ボディーとガイドモード搭載で、初めての方にもやさしいデジタル一眼レフカメラです。カメラとスマートフォンをつなぐアプリケーション「SnapBridge」対応なので一度の設定でスマートフォンに常時接続され、撮った写真を自動転送してくれます。SNSへのアップもラクラク、歓びも感動も簡単にシェアできます。

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お散歩関連情報

撮影のマナーと注意

エリアガイド

1.花の都公園

雄大な富士山を臨む30万平方メートルの敷地に、四季折々の豊かな自然と美しい花畑を見ることができる。花畑が広がる「花畑・農園エリア」の他、有料の「清流の里」エリアでは熱帯系植物やランなどが咲く温室、富士山噴火の神秘に触れられる溶岩樹型地下体験ゾーンなどがある。
住所:山梨県南都留郡山中湖村山中1650
電話:0555-62-5587
開園時間:4月16日~10月15日8:30~17:30 、10月16日~ 4月15日9:00~16:30
休園日:12月1日~3月15日の毎週火曜日(祝祭日は除く)

2.水陸両用バス 山中湖のKABA

日本ではまだめずらしい水陸両用車で、周囲の森林ドライブからそのまま湖へダイビングという非日常体験が楽しめる、山中湖の自然を満喫する人気のアクティビティ。乗り場は森の駅に併設されており、オリジナルグッズや富士山周辺のお土産品なども販売している。
住所:山梨県南都留郡山中湖村平野506-296
電話:0555-73-8181、0570-022956(富士急コールセンター/7:30~20:00)
運休日:山中湖ロードレース開催日のみ運休(その他天候により運休あり)
※運行スケジュールは季節により変動あり。ホームページなどで確認を。

3.山中湖親水公園(長池親水公園)

山頂から裾野まで、富士山の全景を眺めることができる山中湖北岸にある公園。遊歩道やサイクリングロードが整備され、湖岸に下りることもできる。湖面に映る逆さ富士やダイヤモンド富士などの撮影スポットとしても知られ、撮影時期には多くのカメラファンが訪れる。
住所:山梨県南都留郡山中湖村平野3222先
電話:0555-62-9977(山中湖村役場観光課)

3.山中湖パノラマ台

山中湖から三国峠へと向かう県道の途中にある代表的な富士山のビューポイント。眼下に広がる山中湖とその奥に富士山を楽しむことができる。天気次第では富士山右手に南アルプスが連なる様子を見ることができ、また周辺が一面のススキ野原になる秋の散策もおすすめ。
住所:山梨県南都留郡山中湖村平野
電話:0555-62-9977(山中湖村役場観光課)

4.ハンモックカフェ

オーガニックファームやコテージなど、エコビレッジを併設した宿泊施設「PICA山中湖ヴィレッジ」の中にあるカフェ。宿泊客以外の利用も可能で、緑に囲まれたスペースにあるハンモックやテーブルでお茶をしたり昼寝したりと思い思いの時間を過ごすことができる。ペットも可。
住所:山梨県南都留郡山中湖村平野506-296
電話:0555-62-4155(PICA山中湖ヴィレッジフロント)
営業時間:11:00~17:00(L.O16:00)、土日祝と夏期は10:00オープン
定休日:水・木曜日(夏期繁忙期除く)天候により変動あり。

※ こちらに掲載している情報は2017年10月20日現在のものです。

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