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海と緑とグルメ、小道を抜けてめぐる葉山

三浦半島のつけ根に位置する神奈川県・葉山町。都心からすぐの場所にありながら国内屈指の別荘地としての側面も持つ、豊かな緑と静かな海に囲まれた大人のリゾート地です。今回はもうすぐやってくる本格的な夏に思いを馳せながら、海にグルメに街歩きに葉山のさまざまな魅力を味わいました。

1、森戸大明神周辺・あじさい公園 → 2、一色海岸 → 3、葉山の小道散策 → 4、葉山ホテル音羽ノ森カフェテラス

1. 森戸大明神周辺・あじさい公園

海に囲まれた葉山の鎮守神へご挨拶
相模湾一帯を見下ろす公園で眺望を楽しむ

今日がステキな1日になりますように、まずは葉山の鎮守神「森戸大明神」にお参りをしましょう。お宮参りや七五三などのハレの日を始め、葉山の人たちに長年親しまれてきたこの神社。海に囲まれるように建つその眺望も相まって、観光客も多く参拝に訪れます。

葉山にゆかりのある故・石原裕次郎の記念碑や、源頼朝がその枝ぶりを褒めたという「千貫松」など、神社の周辺には多くの見どころがあります。昔は神社と陸続きだったという沖合の岩場、「名島」には古い鳥居が今も残されており、1989年に建造された「葉山灯台(裕次郎灯台)」と海に浮かぶように並ぶ姿は葉山を代表する風景になりました。今日はあいにくの曇り空でしたが、天気のいい日には富士山や黄金色の夕日を背景に、鳥居と灯台の写真を撮ることができます。

森戸大明神から三ヶ岡山の方へ移動し、坂道を登った先の高台にある「あじさい公園」へと足を延ばします。公園の広場からは街と海、さっき見えた鳥居や灯台だけでなく江ノ島や遠く相模湾一帯を見渡すことができます。園内には約3,000株のあじさいが植えられており、6月中旬から7月中旬にかけて辺り一面に咲く花と風景を一緒に楽しむことができるおすすめスポットです。

2. 一色海岸

もうすぐ来る夏の気配と潮風を感じながら
波打ち際をのんびり歩こう

ここからはのんびり街歩き、スタートは「神奈川県立近代美術館 葉山」です。美術館の庭園は自由に散策することができ、自然に囲まれた眺望や庭園の各所に設置されている彫刻などの美術作品も楽しむことができます。庭園を探索したら美術館の裏手から「しおさいこみち」と名づけられた細い路地へ、青々と茂る緑のトンネルを抜けるように奥へと進みます。

しおさいこみちを抜けた先に広がっていたのは、葉山を代表する海岸のひとつ「一色海岸」です。夏になれば海水浴客で賑わう海岸も、今はまだとても静か。開放感にまかせて、麻貴ちゃんも思わずサンダルを脱いで大きく伸び! 御用邸に面したこの海岸、ちょうどその裏手あたりに「小磯の鼻」と呼ばれる小さな芝生の岬があります。ここにシートを敷いて海を見ながらピクニックする人も多いそうで、なるほど、なんとも気持ちのよい場所です。

3. 葉山の小道散策

曲がりくねった小道の先で見つけた
葉山ならではの趣ある風景

海岸から街の方へ移動すると、西洋風の建物や趣ある古民家、大きな庭のある邸宅など別荘地の葉山らしい佇まいを感じることができます。その間を縫うように通る小さな路地には、よく見れば「佐島石こみち」、「長雲閣こみち」など町内の方たちが手作りしたという看板がかけられていました。どの小道もそれぞれに風情があり、歩いているとこの先に何があるのかワクワクしてしまうような、そんな楽しさを感じます。

散策の途中に見つけたお店に立ち寄るのも街歩きの楽しみのひとつ。オーナーが一人で切り盛りする小さなかわいいカフェ「レモンツリー」では、食べ歩きにもおすすめ、牛乳のみで生地を練り上げた濃厚な味わいの揚げパンをテイクアウト。朝市も開かれる地元の人たちの憩いの場となっている「森山神社」や、赤いレトロなポストが目印の趣ある商店なども撮影スポットとしてもおすすめです。

4. 葉山ホテル音羽ノ森カフェテラス

オーシャンビューのカフェテラスで
リゾート気分を味わいながらいただく絶品バーガー

旅の最後のお楽しみは、葉山の絶品グルメ。「葉山ホテル音羽ノ森」は、南仏のコートダジュールを思わせる白亜の外観が美しいホテルです。開放的な吹き抜けのロビーの奥には、宿泊客以外も利用できるというオーシャンビューのカフェテラスがあり、葉山の食材を活かしたメニューやオリジナルスイーツなどを楽しむことができます。

こちらでいただいたのは1日限定15食の人気メニュー、葉山牛を贅沢に使った「葉山バーガー」です。撮った写真は随時スマートフォンに自動転送することができるので、ヨーロッパのリゾート地に来たかのようなこのステキな雰囲気も、海を臨む絶景も、そして葉山の絶品グルメも、写真に撮ってすぐにSNSで共有することができました。心地よい潮風と波音を聞きながらおいしい食事とカクテルをゆっくりと楽しむ……こんな贅沢な時間を過ごせるのも葉山ならでは。1日たっぷり葉山に癒され、身も心もリフレッシュできた旅になりました。

ナビゲーター 山本 麻貴(やまもと まき)

1991年10月17日、静岡県生まれ。お酒と愛犬と家族を愛する、自称オヤジ系女子。ダイエットは何度も挫折、晩酌は欠かさず焼酎グラスを傾ける日々を送っています。マルチタレントとしてバラエティ番組などで活躍するのが夢。どんな仕事も楽しく体当たりでチャレンジします!
趣味:お酒を飲むこと
好きな場所:上野や浅草あたりの飲み屋さん、実家

お散歩の感想

小道歩きは迷路のようで1人では絶対迷っていたと思いますが、迷いながら散策してもきっとワクワクして楽しいと思います。葉山の街はとても静かで、歩いていると風の音や鳥の声がたくさん聞こえて来るんです。生まれて初めて野生のリスも見たんですよ! 海に山に、自然にあふれたステキな街でした。

撮影スポットの紹介

撮影地マップ

機材・グッズ紹介

D3400 18-55 VR レンズキット

持ち歩きに便利な小型、軽量ボディーとガイドモード搭載で、初めての方にもやさしいデジタル一眼レフカメラです。カメラとスマートフォンをつなぐアプリケーション「SnapBridge」対応なので一度の設定でスマートフォンに常時接続され、撮った写真を自動転送してくれます。SNSへのアップもラクラク、歓びも感動も簡単にシェアできます。

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お散歩関連情報

撮影のマナーと注意

エリアガイド

1.森戸大明神

源頼朝が1180年に源氏再興を果たした際、頼朝が信仰する三嶋明神の御分霊を鎌倉に近い葉山に移し祀ったのが始まりとされる。本殿の裏手には海が広がり、境内から望む「森戸の夕照」は神奈川景勝50選のひとつにも数えられる眺望を誇る。
住所:神奈川県三浦郡葉山町堀内1025
電話:046-875-2681(9:00~16:00)

1.あじさい公園

三ヶ丘山のふもと、葉山の街から遠く江ノ島や相模湾が一望できる見晴らしのよい公園。あじさいの名所として知られ、見頃となる6月中旬から7月中旬には約10種類、3,000株のあじさいが園内を彩る。「かながわ花の名所100選」にも選出されている。
住所:神奈川県三浦郡葉山町堀内1537
電話:046-876-1111(葉山町役場)

2.神奈川県立近代美術館 葉山

日本で最初の公立近代美術館として1951年に鎌倉の地に開館。現在は葉山館、鎌倉別館の2つの建物で展示を行っている。葉山館は2003年に開館、日本近代美術の作品を中心におよそ14,000点の作品を所蔵している。
住所:神奈川県三浦郡葉山町一色2208-1
電話:046-875-2800(代表)
開館時間:9:30~17:00(入場は16:30まで)
休館日:月曜日(祝日および振替休日の場合は開館)、年末年始(12月29日~1月3日)、展示替期間

3.葉山レモンツリー

厳選した地元食材やオーガニック食材、無添加調味料を使い、誰でも安心して食べられるようにと作られたこだわりのお料理やパン、お菓子を扱うカフェ。フルコースランチは完全予約制、自家製天然酵母を使った人気の食パン、チーズケーキやプリンなどのお菓子は1日の販売数に限りがあり売り切れ次第終了となる。
住所:神奈川県三浦郡葉山町一色2157
電話:090-9157-1257
営業時間:11:00~16:00(売り切れ次第終了)、不定休

3.森山神社

正式名称を「森山社」と言い、749年創建という葉山で一番の歴史ある古社。農耕に深い関わりのある「奇稲田姫命」を祀っており、境内には末社として伊勢神宮の分祀である神明神社や住吉大社の分祀である船玉神社、金毘羅神社、浅間神社などがある。
住所:神奈川県三浦郡葉山町一色2165

4.葉山ホテル音羽ノ森カフェテラス

葉山の海に面した全室オーシャンビューのホテル内にある、絶景を望むカフェテラス。葉山牛を使用した葉山バーガーなど地元の味が楽しめるメニューのほか、カジュアルなアラカルトメニュー、パンケーキやパフェ、オリジナルケーキなどのスイーツがいただける。
住所:神奈川県横須賀市秋谷5596-1
電話:046-857-0108(ホテル代表)
営業時間:11:00~22:00(L.O)

※ こちらに掲載している情報は2017年06月20日現在のものです。

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