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てくてくカメラ

桜咲く、花に包まれた春の熱海を旅する

都心ではまだまだ冬本番といった寒さが続いていた1月下旬。温暖な気候に恵まれた熱海では梅の花を皮切りに、菜の花や日本列島で一番早く咲くといわれるあたみ桜などが満開を迎えていました。今回はうららか陽気に誘われて、ひと足早く訪れた春を楽しむべく熱海の花をめぐる旅に出かけました。

1、アカオ ハーブ&ローズガーデン → 2、花の妖精 → 3、熱海梅園 → 4、糸川遊歩道・親水公園

1. アカオ ハーブ&ローズガーデン

豊かな自然に囲まれた丘陵地に広がるガーデン
海を背景に咲く、桜と菜の花の豪華共演にうっとり

「あたみ桜」は1871年頃、イタリア人によって熱海に伝えられました。その後、市内各所に植栽され、現在では"市の木"にも制定された熱海の春に欠かせない花となりました。相模湾を臨む丘陵地に広がる「アカオ ハーブ&ローズガーデン」の春も、あたみ桜の開花とともにやってきます。このガーデンに咲くあたみ桜のほとんどが、記念日などの節目に熱海旅行に訪れた方々が"記念樹"として植えてきたもの。今では海を見下ろすこの斜面一面にあたみ桜が広がり、華やかに春の訪れを告げています。

相模湾が一望できるこの場所からは、初島はもちろん、天候の良い日には大島や三浦半島、房総半島まで見渡すことができるのだとか。足元を黄色に染める菜の花のじゅうたんとピンクのあたみ桜、その背景にはダイナミックな海と青い空……なんとも美しいコントラストです。斜面に続く小道を散策しながら、この贅沢な春の風景をじっくりと味わいました。

2. 花の妖精

熱海の景勝地、錦ヶ浦に建つ絶景レストラン
海を眺めながら旬のイチゴスイーツを堪能

次に訪れたのは熱海の景勝地、錦ヶ浦の岸壁に建つレストラン「花の妖精」です。レストランの入り口は展望台になっており、自然の荒波が創り出した錦ヶ浦の断崖や奇岩の様子を眼下に見ることができます。レストランの店内にはクラシカルな雰囲気のシャンデリアや家具が置かれ、窓からの眺望はもちろん折り紙つき。まるで豪華客船の船室から海を見渡しているかのような、優雅なひとときを過ごすことができます。

お目当ては季節限定スイーツ「イチゴのパフェ」です。イチゴのソースやアイスクリーム、マシュマロやメレンゲ、チーズクリームなどをグラスにたっぷりつめ込んだリッチなパフェ。運ばれてきた瞬間、「わぁ!」と思わず感嘆の声を上げてしまう一品です。夢中でシャッターを切った写真は随時スマートフォンに自動転送されるので、アイスが溶ける前にすぐ写真をセレクトしてSNSにアップ。旬のイチゴをたっぷり使った絶品スイーツで、春を堪能することができました。

3. 熱海梅園

472本の梅が花を咲かせる人気スポット
赤と白の可憐な花を写真に収めよう

「熱海梅園」は樹齢100年を越える梅の古木を含めた59品種、472本もの梅が訪れる人を出迎えてくれる人気の観光スポットです。毎年11月下旬~12月上旬に早咲きの梅が開花、続けて中咲き、遅咲きと3月初旬にかけて順番に咲くため、長い期間を通して梅を楽しむことができます。

梅の花は一輪、一輪とても可憐な花を咲かせ、その慎ましやかさに和の風情を感じます。そんな梅を写真に撮っていると、雲の切れ間から太陽が顔を出し、早春のやわらかな日差しが梅園を包みました。ちょうど開花のピークを迎えた周囲の梅たちが日に照らされ、淡く赤白に発光するかのようなその光景は、まるで桃源郷にいるようでした。

4. 糸川遊歩道・親水公園

日本で最も早咲きの「あたみ桜」
糸川沿いの桜並木をビーチまで散策

熱海の中心部を流れる糸川沿いにある「糸川遊歩道」には58本のあたみ桜が植えられており、開花の時期には毎年「糸川桜まつり」が開催され多くの観光客で賑わいます。遊歩道の周囲には飲食店があったり、糸川にかかる橋の欄干にいろいろなオブジェが装飾されていたりと、桜だけでなく見どころも満載。カメラ片手にそぞろ歩きを楽しみましょう。

糸川遊歩道を抜けると、地元の人や観光客の憩いの場となっている「親水公園」に到着しました。公園のデッキを歩きながら熱海の代名詞ともいえる景色が広がるサンビーチの方へ足を延ばすと、海沿いに咲く、熱海の中でも一番早く開花するというあたみ桜を見つけることができました。最後に、ビーチとあたみ桜を一度に写すことができる、まさに春の熱海を象徴するかのような撮影スポットを写真に収めると、大満足で旅を終えたのでした。

ナビゲーター チャナナ 沙梨奈(ちゃなな さりな)

1998年3月18日生まれ。タイと日本のハーフ。タイのドラマや音楽が大好きで、休日はずっとタイのドラマを見ています。いろいろな職業や役柄を演じられるような、またあこがれのタイの俳優さんたちのような華のある女優になりたいです。
趣味:音楽鑑賞
好きな場所:自然に囲まれた静かな場所、山や森(富士山に登ってみたい!)

お散歩の感想

山と海、桜、菜の花……「アカオ ハーブ&ローズガーデン」では大好きな自然を満喫することができてとても嬉しかったです。そのあとの梅園の梅も熱海市内の桜も、今日1日、ずっと花に包まれて過ごせたので、心から癒された旅になりました。

撮影スポットの紹介

撮影地マップ

機材・グッズ紹介

D3400 ダブルズームキット

持ち歩きに便利な小型、軽量ボディーとガイドモード搭載で、初めての方にもやさしいデジタル一眼レフカメラです。カメラとスマートフォンをつなぐアプリケーション「SnapBridge」対応なので一度の設定でスマートフォンに常時接続され、撮った写真を自動転送してくれます。SNSへのアップもラクラク、歓びも感動も簡単にシェアできます。

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お散歩関連情報

撮影のマナーと注意

エリアガイド

1.アカオ ハーブ&ローズガーデン

曽我山から相模湾にかけて続く、20万坪の広大な丘陵地に作られた庭園。手つかずの恵まれた自然と地形を活かし、海を借景とした雄大な風景の中に個性ある12のガーデンを設置している。4月からはチューリップが、5月には園内全体のバラが見頃となる。
住所:静岡県熱海市上多賀1027-8
電話:0557-82-1221
開園時間:9:00~17:00、入園は16:00まで
休園日:12月と1月の毎週火曜日(12/29~1/3は営業)、荒天時は閉園の場合あり

2.花の妖精

熱海の景勝地のひとつ「錦ヶ浦」に建つ、窓の外に広がる相模湾の眺望が美しい伊豆一の絶景レストラン。上質な素材を使ったシェフ自慢の本格洋食メニューや、期間限定の季節に合わせたスイーツなどを提供している。
住所:静岡県熱海市熱海1993-65
電話:0557-82-2200
営業時間:ティータイム 10:00~17:00(L.O.16:30)、ランチタイム 11:00~15:30(L.O.15:00)
定休日:水曜日

3.熱海梅園

1886年に開園。約14万坪の敷地に59品種、472本の梅があり日本一早咲きの梅としても有名。梅まつりは毎年1月上旬~3月上旬にかけて開催され、さまざまな催し物を実施。5~6月の新緑や11月中旬~12月上旬の紅葉シーズンもおすすめ。
住所:静岡県熱海市梅園町8-11
電話:0557-86-6218(熱海市都市整備課公園緑地室)
営業時間:年中無休、入園の時間制限なし

4.親水公園

地中海北部のリゾート地をイメージし整備され、南欧・コートダジュールをイメージしたスカイデッキ、「恋人の聖地」に認定されたムーンテラス、ヨットハーバーなどがある。散歩や日光浴、記念写真スポットとして地元の人にも、観光客にも親しまれている。
住所:静岡県熱海市渚町地先
電話:0557-86-6218(熱海市都市整備課公園緑地室)

※ こちらに掲載している情報は2017年03月16日現在のものです。

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