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talk! talk! talk! 俳優・吉田友一さん


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俳優・吉田友一さん

俳優

吉田友一さん

ドラマ「特捜戦隊デカレンジャー」の出演がきっかけでブレイクし、多数のドラマや舞台、映画での活躍が目覚ましい若手俳優・吉田友一さん。中性的な雰囲気でありながらも、学生時代は野球一筋というギャップが魅力的な吉田さんは、撮影を楽しむだけではなく、暗室作業やカメラ販売の経験を持つ。彼の明朗活発な人柄も垣間見える写真への熱いトークをお楽しみください!

プロフィール

よしだ・ともかず 1982年新潟県生まれ、埼玉県育ち。スカウトをきっかけに芸能界入り。2003年にドラマ「ライオン先生」で俳優デビュー。翌年、ドラマ「特捜戦隊デカレンジャー」の姶良鉄幹 (アイラ テッカン)/ デカブレイク役で人気を集める。端正な顔立ちと抜群のスタイルで、その後も映画「Life」や舞台「bambinoバンビーノ」など多数の作品に出演。2008年は舞台「となりの守護神」で主演後、映画「ぼくらの方程式」やTVドラマ「Room Of King」等に出演。

Beginning 出会い

思い出を残したい その思いがきっかけ

写真を撮り始めたのはいつ頃からですか?

高校生の頃です。思い出を残したいと思ったんです。プリクラもよりも、もっとちゃんとした形で“今”を残せたらと思ってレンズ付きフィルムを買いました。当時、野球一色の生活だった僕の初めての被写体は、もちろん野球部仲間。だから写真は坊主頭だらけでした! 女子高校生が記念写真を撮るようなノリで、パシャパシャ撮っていて、みんなからは嫌がられたのを憶えていますね(笑)。

青春の思い出を切りとったのですね。吉田さんが坊主で野球少年だったとは、今の外見からすると意外です。

父が男らしいタイプで「男の長髪は断じて許さん!」という厳しい人だったので、僕は0歳から18歳までずっと丸坊主だったんですよ。そんな父が、僕が写真を撮り始めたらコンパクトカメラを貸してくれて、それからより写真に興味を持つようになりました。大学に入って、サーフィンやスキーをするサークルに所属したんですが、写真部にも入りまして、さらに中古カメラ屋でアルバイトも始めたんです。

それだけ写真に夢中になっていたのですね。

はい。それに半年間、週に1回の写真の学校にも通いました。学校では講義と実技があって、被写界深度や露出のことなど技術的な面でかなり勉強できましたね。

とても積極的に写真を学んでいらっしゃったのですね! カメラを売るという経験はいかがでしたか?

カメラに関しての知識はあまりなかったので、先輩に聞きながら製品の特徴を憶えて、お客さまに説明していました。「お客様が欲しいなら僕も買いたくなっちゃうな~」なんて愛嬌を出しつつ(笑)。現像作業も担当していて、機械焼きでしたが色調整は僕がやっていました。お客様のプリントのご要望に応えながらも、僕なりにいいと思う色合いを提案することもありました。「こういった色の出方もありますよ」とお見せして、僕が調整した方を「いいね」と言われたときはすごく嬉しかったですね。仕事をしながらプリントのセンスを会得できたと思います。そのお店で働いているときにNikonのEMを買って一眼レフカメラデビューをしました。今は複数機持っています。

Nikon EMを選んだ理由を教えていただけますか?

僕はずっとNikon EMを自分の生まれ年と同じ1983年製だと思っていたんです。それでずっと気になっていて、シャッター音もいいですし、感覚的に気に入ったんです。本当は1980年製だったんですけどね(笑)。今も一番愛用しているカメラです。

ありがとうございます。大学の写真部ではどういった活動をされていたのですか?

撮影して暗室作業、撮影して暗室作業の繰り返しです。とにかくプリントすることに没頭して、暗室に朝の9時に入って、気がついたら夜の9時なんてときもありましたね。とにかく楽しかったです。暗い暗室の中でソニー・ロリンズやキース・ジャレットなどのジャズをかけながらプリントするのが好きでしたね。たまに渡辺美里さんの「My Revolution」をかけて、「変わらなきゃ! 自己革命起こさなきゃ!」とハイテンションになったりもしていましたよ(笑)。

(笑)。楽しそうですね! 部員の方たちとは写真論を熱く語たり合ったりも?

部員は30~40人程度いましたが、真剣に写真と向き合っていたのは少数だったんです。でも写真部の副部長が文学部の人で「俺は中原中也を研究しているから、中也の詩の世界観を写真で表現する!」と言っていたんです。僕は「こいつかっこいい!」と思って、影響を受けました。その写真は僕がモデルになったんですけどね。

どんな感じの写真になったのですか?

地下駐車場で上半身裸になって、かなりのローアングルから僕を撮っていました。今考えると男ふたりで結構怪しい状態ですよね(笑)。写真部内では僕自身が被写体になることも多くて、それも写真の勉強の一環だと思ってやっていました。