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talk! talk! talk! 女優・馬渕英俚可さん


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女優・馬渕英俚可さん

女優

馬渕英俚可さん

女優として多くの舞台やドラマ、映画で存在感を放つ、馬渕英俚可さん。華奢でいて、落ちついた雰囲気を持ちながらも、舞台ではエネルギーにあふれた芝居に定評がある。以前は父親からもらったマニュアルカメラを使いこなし、夢中で写真を撮っていたという。今回はデジタルカメラが未経験という彼女にCOOLPIX S600をご利用頂き、撮影体験をしていただいた。その感想も含めた馬渕さんの写真トークをお楽しみください。

プロフィール

まぶち・えりか。1979年、香川県生まれ。第17回ホリプロタレントスカウトキャラバンにて、約4万人の中からグランプリを受賞し、ドラマ「ツインズ教師」(テレビ朝日系)でデビュー。その後、ドラマ「白線流し」(フジテレビ系)で一躍脚光を浴び、ドラマや映画、舞台などで活躍を続ける。
主なドラマに「あぐり」(NHK)「GTO」(関西テレビ系)「渡る世間は鬼ばかり」「恋を何年休んでますか」(TBS系)「愛しき者へ」(東海テレビ、フジテレビ系)ほか。
主な映画に「ひめゆりの塔」(神山征二監督)「Shall We ダンス?」(周防正行監督)「ピンポン」(曽利文彦監督)「イヌゴエ」(横井健司監督)「クワイエットルームにようこそ」(松尾スズキ監督)ほか。
主な舞台に「タイクツな爆弾」(うちやまきよづぐ演出)「犬夜叉」(いのうえひでのり演出) 「アマデウス」(松本幸四郎演出)「スカパン」(串田和美演出)「リンダ リンダ」(鴻上尚史演出)「オセロー」(蜷川幸雄演出) 「人間合格」(鵜山 仁演出)「ピーターパン」(松本祐子演出)ほか。

Beginning 出会い

忘れられていた 父の古いカメラを借りて

今回はS600で撮影をしていただきましたが、以前はマニュアルカメラで写真を撮られていたとうかがいました。

はい。写真を始めたのは10年くらい前で、父の持っていたマニュアルカメラで本格的に撮っていました。家族が誰も使わなくなっていたカメラの存在を私がふと思い出して、「ちょっとやってみよう!」という感じで撮影を始めたんです。

その頃はどういったものを撮られていたのですか?

景色が多かったですね。空や電車のホームや……なんというか“まっとう”な感じでした。ポストカードにあるようなきれいな風景写真。でも色調は暗めの写真が多かったですね。

暗く撮るというのは何か意図があったのですか?

いえ、単純に暗めの色調が好きだったんです。当時、ウォン・カーウァイ(映画監督)が注目されていて、彼の撮る色彩の重いおしゃれな映像がすごく流行っていたので、その影響もあったかもしれません。露出やシャッタースピードを調節してわざと暗く撮っていました。

マニュアルカメラを使いこなしていたのですね。

使いこなしていたというか、操作はほとんど勘でした(笑)。お仕事で出会ったフォトグラファーさんにカメラの扱い方をいろいろと聞いたりもしましたが、どう露出調節するとどう仕上がるのかというのは自分でやってみなくては分からないですよね。だから「この被写体をシャッタースピードを遅くして撮ると、こう撮れるのかな?」などと予想を立てながら何度も実験を重ねて撮影していました。

コツはだんだんとつかめていきましたか?

そうですね、でもやはりお店に出して、現像してもらって、さあ結果は? というような、あがったとこ勝負の部分はありましたね。仕上がりが予想したイメージ通りだと嬉しかったですし、予想を上回る色や雰囲気が出ていれば、それはそれでまた面白かったですね。学生で自由になる時間が多かったので、よくカメラを持って出かけていました。

精力的に撮影をされていたのですね。

はい。始めてから3年くらいはのめり込んでいました。でも、そのうちお金がかかるし、時間もかかるなと感じてしまって、だんだん写真から離れていきました。動物などを撮る場合は、いい瞬間にシャッターを切るためにずっと待たなくてはならないし、実は直接被写体を見ている方が面白いのでは……、とあるとき思ったんです。被写体を直接見るときと、写真で見るときでは伝わるものが違ってきます。もちろん写真から伝わるものはそれで面白いんですが、あるときワンクッション置いた伝わり方がもどかしいように思えてしまって。それで最近は本格的に撮っていませんでした。デジタルカメラにもほとんど触ったことがなかったんです!