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talk! talk! talk! 落語家・春風亭昇太さん


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落語家・春風亭昇太さん

落語家

春風亭昇太さん

TBSドラマ「タイガー&ドラゴン」のヒットなどにより、落語ブームと言われる昨今、その中でも今後の落語界をになうニューリーダーとして期待されているのが、実力派としても知られる落語家の春風亭昇太さんだ。創作落語を始め、現代的な解釈で楽しませる古典でも高い評価を集めている。一方で趣味人としても知られ、カメラ趣味もそのひとつ。旅をする事が多い仕事柄、旅先で撮ることが多いと言う写真。今回はその面白さや魅力についてたっぷりとお話いただいた。

プロフィール

しゅんぷうてい・しょうた。1959年、静岡県生まれ。1978年、東海大学に入学し落語研究会に入る。1982年、春風亭柳昇のもとに弟子入りし、昇八という名前をもらう。1986年二つ目に昇進、1992年、32歳で席亭推薦による抜擢で真打となる。
隔月で発表する新作落語の創作活動に加え、独自の現代的な解釈で取組む古典落語の会を積極的に開き、古い落語の価値観にとらわれない若い観客層を増やし続け、第55回文化庁芸術祭の演芸部門大賞受賞を始め、数々の賞を受賞している。新作・古典を問わず高い評価を集めている実力派真打。さらに、演劇・音楽など、ジャンルを越えた交流も積極的に行い、2005年には落語をテーマにしたドラマ「タイガー&ドラゴン」(TBS系)に出演し演技指導も行った。また「笑点」の大喜利メンバーとしても活躍するなど多方面での活躍を続ける。
次世代を担う落語家ユニット「六人の会」(春風亭小朝、笑福亭鶴瓶、立川志の輔、林家正蔵、柳家花緑)のメンバー。

Beginning 出会い

カメラには つい触れたくなる魅力がある

最初に写真を撮り始めたのはいつ頃からですか?

カメラはずっと好きだったんですけどね、お金がないからちゃんとしたカメラを買うことができなくてずっと簡単に撮れるやつを使ってたんですよ。そのうち落語家になると、落語家って仕事で地方に行ったりして旅が多いんですよ。各地でいろいろな風景に出会ったりしますから、それでちょっと本格的にやってみようかなということでちゃんとしたカメラを買って撮るようになって。それがだいたい、10年くらい前ですね。

どのようなカメラを使っているんですか?

デジタルカメラはD70を使っています。あと、古いカメラが好きなんですよ。カメラ以外にも古いものが好きで集めたりしてるんですけど、古いカメラはなんとなく使い勝手が悪いのがいいというか(笑)。
僕はもともとメカ好きなところがあって、カメラ自体も好きなんですよ。自分でいじったりするわけではないんですけど、カメラって見た目が綺麗じゃないですか。古いカメラもそうだし、もちろん今のカメラも。物としてすごく完成されている感じがして、触りたくなるんですよね。そこにポンってカメラが置いてあったら、誰でも絶対に触るでしょ?(笑)触らない人っていないですよ。触ってシャッターを押しちゃいますよね。カメラってそういう魅力があるんですよ。

ええ、わかります。カメラの持つ雰囲気に惹かれるんですよね。

はい。でもね、魅力的だからこそ深いところまで行かないようにしてるんです。凝り出したら楽しくてキリがなくなってしまいそうで恐い。だから、今は浅いところで楽しんでますよ(笑)。

ずっとカメラが好きだったということですが、それは子供の頃から?

そうですね、興味はありましたね。親も小さいころによく写真を撮ってくれたんです。ブローニーサイズの、蛇腹のカメラで。そのカメラはもらって今僕が持ってるんですよ。撮ってみたんですけど、なかなかうまく撮れなくて面白いです。
それから、学校の遠足や修学旅行にはみんなハーフカメラを持っていきましたね。あと大学時代はポケットカメラ。110判のフィルムで撮るやつを使ってました。……そう言えば、丸いカートリッジみたいなものを取り替えるカメラもありましたよね。すぐ無くなっちゃたけど、ディスクカメラっていうんでしたっけ、あれも持ってたなぁ。

(笑)カメラの移り変わりの歴史をたどっていらっしゃるような。

そうです、そうです、そういう時代を過ごしてきましたよ。だってデジタルカメラが出たときも買いましたからね。こんな便利なものがあるのか!すごーい!って言って使っていたんですけど、画素数は10万画素しかないの。今では考えられないですよね。携帯電話ですら200万画素以上あるのに。しかも、何を撮ってもはめ込み画像みたいに写るんですよ。奥行きが無くて、撮っても全部合成写真みたいなの(笑)。
デジタルカメラも当時はかなり珍しがられましたけどね、それが今ではそっちが主流になるくらい普及してますよね。すごい時代になったなぁと思いますよ。