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talk! talk! talk! 女優・黒川芽以さん


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女優・黒川芽以さん

女優

黒川芽以さん

小さい頃からテレビや雑誌などで活躍、現在NHK連続ドラマなどで注目を集めている女優、黒川芽以さん。「今日はたぶん話が止まらないと思う」と言いながら、カメラバックから大事そうに愛用機を取り出してスタートしたインタビュー。デビュー以来撮られる側として慣れ親しんで来た写真に興味を持ち、約1年前に2台のカメラを手に入れた。今まさに撮ることに夢中だという黒川さん。今回は最初の予告通り、大好きな写真についてたっぷりとお話いただいた。

プロフィール

くろかわ・めい。1987年、東京都生まれ。1997年、NHK「鏡は眠らない」でデビュー。以後、テレビ、映画など多くの作品に出演し子役から女優へと成長をとげた。現在注目の若手演技派女優である。
これまでの出演作にテレビドラマ「天使みたい」(NHK)「ケータイ刑事銭形泪」(BS-i)、映画「問題のない私たち」(主演/森岡利行監督)「劇場版怪談新耳袋~幽霊マンション」(主演/吉田秋生監督)など。また2005年には「泪の海」でCDデビューを果たし、「劇場版怪談新耳袋」では主題歌「シアワセがふえるより哀しみをへらしたい」を歌い、作詞にもチャレンジしている。
現在NHK連続テレビ小説「風のハルカ」で主人公の妹アスカ役を好演中。2006年2月4日から、テレビシリーズで話題を集めたケータイ刑事の映画版「ケータイ刑事 THE MOVIE バベルの塔の秘密~銭形姉妹への挑戦状」(佐々木浩久監督)が公開予定。

フィルムカメラとデジタルカメラ それぞれの良さがあるから両方好き!

2005年の1月にこのカメラを買ったんです!(宮崎)あおいちゃんがこれと同じシルバーボディを持っているんですよね。だから私はブラックボディにしてみようかなって(笑)。お母さんも「黒がいい、黒がいい」って言っていたのでこっちにしたんです。

FM3Aですね。それから隣にあるカメラはD70、フィルムカメラとデジタルカメラと2台お持ちなんですね。

はい。最初にD70を買って、その次にFM3Aを買いました。もうずっと前からカメラが欲しい欲しいと思っていたんですが、買おうって決めるまでなかなか踏み出せなくて。でも、今年になってなぜだか急に「よし、買おう」って思い立って買っちゃいました。

最初にD70を買おうと思ったのはなぜですか?

私には弟がいるんですが、彼を撮りたいと思っていたんですね。まだ小さいのでじっとできないし、動きが早いからピントがすぐ合うように、瞬間を撮れたらいいなと思ってオートフォーカスのカメラっていうのがまずあったんです。それから、最初はカメラの知識は何も分からないから、自分で絞りやシャッタースピードを合わせて撮るのは難しいんじゃないかと思ったんです。きっとたくさん失敗するだろうから、でもデジタルカメラならたくさん失敗しても現像代もかからないし消せるから安心だなという思惑があって(笑)。
今思うと最初からFM3Aを買ってもよかったのかなとも思うんですけど、でもデジタルカメラのいいところは、撮影の後で絞りはどれくらい、シャッタースピードはどれくらいって画像情報を見られるところなんですよ。オートで撮っても後にチェックしていれば、こういう時にはこれくらいで撮ればいいんだっていうのが自然とわかるようになるんじゃないかなって思ったんです。

なるほど、そう考えるとデジタルカメラは練習にもぴったりですね。では、フィルムカメラを買ったのはなぜですか?

D70を買って持ち歩くようになってから、お仕事させていただいたフォトグラファーさんなど周りの方に「フィルムの世界はまた違うんだよ」ってよく言われるようになって。ちょっと欲張りだけど、フィルムの世界にも興味がわいてきて、きっとそれぞれいいところがあるだろうからそれを体験してみたいなって思ったんです。

それぞれのカメラを使ってみて、いかがでしたか?

それぞれまったく違いますね!弟とか、動きのあるものを撮るときは断然D70だし、1人でじっくり撮りに行くならFM3Aがいいなって思うし。FM3Aはファインダーを覗いた世界が他とは違うように感じるんです。すごく素敵に見えるんですよ。あと最近思ったのが、デジタルカメラは途中でISO感度を変えられるのがすっごく便利ですよね。撮っていて暗くなってきちゃったときなんて本当に便利!

フィルムカメラとデジタルカメラ、どちらが好きですか?

うーん、本当にそれぞれの良さがあるから、どっちが好きというのは決められないです。私にとっては「スカートとズボンどっちが好き?」っていう質問と同じくらい難しくて答えられません。撮影するときの状況に合わせて、ケースバイケースで使い分けできたらいいですね。

たくさん撮って身体で覚える 経験を積むことが上達への近道

そもそも、カメラに興味をもつようになったのはいつ頃からですか?

写真に興味を持ち始めたのはかなり前なんです。きっかけはやっぱり仕事ですね。10歳くらいからこの仕事で撮られる側としてやってきて、ずっと撮られるのは楽しいなって思ってきました。そのうちにたくさんの撮影を通して、だんだんと自分で撮ったらもっと楽しいかもしれない、世界が広がるんじゃないかなって思うようになったんです。
自分で撮りたいって強く思ったのは、写真集を撮ったときに、そのときのフォトグラファーさんが光を効果的に使うのがすごく上手だったんです。綺麗で幻想的な写真になりました。とても素敵に撮ってもらえたことに感動して、写真ってこんなふうに人に感動を与えられるものなんだって感じました。それがたぶん高校生に入ったくらいだと思うんですが、それからずっとカメラが欲しい、欲しいって思っていました。

では、ようやく手に入れたという感じですね。

はい。いざ買うと決めたら早かったですよ。こうと決めたらすぐにやらないと気が済まないタイプなので(笑)。

撮り方の勉強はされたのですか?

女優・黒川芽以さん

基本的に本を読んだり勉強したりするのは好きなんです。だから最初はカメラ雑誌をいっぱい読みました。仕事にも持っていって休憩時間に読んだり。でも結局は身体で覚えるのが一番の勉強になるなって思って、最近は読んでいません。とにかく枚数を撮って経験を積むことが大事だと思うんです。今は同じ場所でも露出や絞りなどを変えて撮ってみてどうなるかを試してみたり、D70ではホワイトバランスを変えてみたらどうなるかとか、そういうことをしています。

では、カメラの腕もだいぶ上がったのではないですか?

まだまだダメですよ。やっぱり経験が物を言うものだと思いますので、今はまだ全然、経験が足りていないんです。最近になってようやく、こういう風に撮りたかったら露出をこう変えればいいのかなっていうのがちょっと分かったくらい。やっぱり難しいですよね。FM3Aだと露出をうっかりそのままにして撮っちゃって、真っ白になっちゃったときもありましたから。でもそういうことで気づいて学べて、そうかって納得できるからいいんですよね。
たとえばプロの方ならどう撮ればいいとかあるのかもしれないですけど、私は、写真の世界ってこれが正しいとか正しくないとかそういうのはないと思うんです。その人の感性の世界というか、自己満足の世界なんですよね。下手でもなんでも撮った人がいいと思えばそれでいいし、本当に自分の好みだから、正しい撮り方っていうものに答えはないと思っているんです。だから、変に知識を入れ過ぎるのもよくないかなって思うんですよ。