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talk! talk! talk! モデル・高橋マリ子さん


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モデル・高橋マリ子さん

モデル

高橋マリ子さん

透明感のある容姿と圧倒的な存在感で一躍注目を集め、これまでに数多くのファッション雑誌、CFなどで活躍を続けるモデル、高橋マリ子さん。もともと写真を撮るのが好きだったという彼女が、大学入学を機に手にしたのがマニュアル一眼レフカメラ。新たなツールを手に学校の友達の笑顔を撮り、大学の暗室を使って現像やプリントを楽しんでいるという。カメラとともに大学生活を満喫しているマリ子さんに、その面白さ、魅力をたっぷりとお聞きした。

プロフィール

1984年、サンフランシスコ生まれ。映画監督をしているアメリカ人の父とエッセイストの母を持つ。8歳のときにモデルデビューし、14歳から雑誌「nicola」(新潮社)などで本格的にモデル活動を始める。ファッション雑誌、CFなどで活躍を続け、若者にカリスマ的な人気を誇る。現在都内の大学に通う21歳。
これまでの主な活動として、雑誌「Olive」(マガジンハウス)「スプリング」(宝島)「VOCE」(講談社)「Spoon.」(角川書店)など多数。CFに「キユーピーハーフ」(キユーピー)「J-Phone」(現vodafone)「キスミント」(グリコ)など。現在「HAKU」(資生堂)が放送中。写真集に「太陽とハチ蜜」(藤代冥砂撮影/リトルモア)「マリ子グラフ」(恩田義則撮影/角川書店)「カクタスフラワー」(リンダ・ケイ撮影/wepJapan)などがある。
2001年に映画「世界の終わりという名の雑貨店」(濱田樹石監督)で女優デビュー。その後「凶気の桜」(薗田賢次監督)、「アバンギャルド~恋のキャラメル~」(斉藤玲子監督)に出演した。8月14日には、WOWWOWで放送される山田洋次原作・脚本の戦後60年記念ドラマ「祖国」に出演。台詞が全て英語という役柄に挑戦している。

大学入学をきっかけに手にした一眼レフカメラ 写真部入部の動機は“暗室が使えるから”

モデル・高橋マリ子さん

写真を撮り始めたのはいつ頃からですか?

一眼レフカメラで撮り始めたのは2年ほど前からです。大学に写真部があって、そこに入ったのがきっかけでカメラを買って撮るようになりました。でも、その前からコンパクトカメラを持ち歩いて写真を撮っていたので、それを入れると結構前から撮っていますね。

写真を撮りたいと思うようになったきっかけは何ですか?

小さい頃から雑誌の撮影の現場などでフォトグラファーさんの仕事を見たり触れる機会があったので、いつのまにかカメラに興味を持つようになったんです。撮る側ってどんな感じだろうって。

写真部に入ったのは、本格的にやってみようという興味からですか?

ずっと前から自分で写真を焼いてみたかったんです。写真部に入ると学校の暗室が自由に使えるから(笑)。やっぱり自分で焼けるようになると、これまでの写真に対する興味の種類が違ってきますよね。

カメラは何を使っていらっしゃるのですか?

FM2です。周りに聞いたら初心者はこのカメラがいいって勧められました。

仕事で一緒になったフォトグラファーさんに聞いたり?

そうです。藤代冥砂さんは結構相談にのってくれましたよ。すごいですよね、プロで活躍されている方が周りにいてカメラについて聞けるなんて。
実際に使ってみて、マニュアルだからというとまどいはありませんでした。フィルムの入れ方や巻き方は最初慣れませんでしたが、絞りやシャッタースピードは内蔵の露出計を見ながら撮れるので、すんなりと覚えることができました。それよりも暗室の作業が難しいです。写真を撮るのはそれに比べたら本当に楽で、現像して焼いてというのはすごく大変だなと思いました。

撮るよりも焼くことが楽しい!「今、暗室作業にハマっています」

写真は四つ切りサイズで焼く。「もったいない気もするけれど、大きいサイズで焼いた方が面白いんです」
写真は四つ切りサイズで焼く。
「もったいない気もするけれど、
大きいサイズで焼いた方が面白いんです」

今はその暗室作業にハマっていらっしゃるそうですね。

はい。結構暗室に通っていますね。今朝も1人で焼いてきました。写真を撮るのも面白いんですが、写真を焼くのが今1番面白いです。

どんなところが面白いのですか?

やっぱり画像が浮かび上がってくる(フィルムを印画紙に焼き付けて現像液にひたすと、印画紙に画像が現れてくる)瞬間が1番好きです。あとは、たとえば光を当てる(露光する)秒数がちょっとでも違うと写真全体の印象が変わってしまうところとか、光りを当てるときにフィルターをかけて焼くこともできて、それによってコントラストをはっきりさせたりだとか、いろいろなことができるんですよ。そういうのが全部面白い。

面白いけれど、大変でもある?

そうですね。フィルム現像液は水と1対1で、焼いた後の現像液は1対何で薄めるとか、そういう基本的なことも含めてとにかく覚えることがたくさんあるので大変です。
大変と言えば、学校の暗室には現像液や定着液の温度調節をする機械がないので冷えた缶ジュースで調節するんです。買ってきたジュースを液の入っているバットに入れて冷やすので、後でぬるくなったジュースを飲まないといけなくて、それも結構大変(笑)。

写真を焼くときに気をつけていることはありますか?

顔に半分くらい、ふわっと光がさしているような写真が好きなんです。そういう写真の場合は光と影のコントラストがパキっと出てしまうとつまらない感じになってしまうので、やわらかい色みが出るように気をつけたりはします。
今はほとんどモノクロでしか撮影していないんですが、暗室にはカラーを焼く機械もあるのでいつかはカラーも焼いてみたいんです。モノクロよりも難しいみたいで、使っている人がいほとんどいないから、まだやったことはないんです。

モノクロのように思い通りの色を出すことが難しいかもしれませんね。でも、そこがまた面白いのではないでしょうか。

暗室にいろいろな人の写真がいっぱい転がっていて、カラーで焼いた写真を見てみると、すごく淡い色みなんですよね。あったかくて淡い写真。パキッとしていなくて、デジタルカメラで撮ったものとは正反対という感じの写真なんです。デジタルカメラで撮った写真よりもそういう写真が好きなので、ぜひやってみたいですね。

カラーもやり始めたら、これからますます暗室に通い続けてしまいそうですね。

たしかに、授業に出なくなりそう!だって、暗室にこもっていると時間の流れが本当に早いんですよ。あっと言う間に時間がたってしまうから、授業なんて出る暇ないわって思っちゃう(笑)。