春爛漫の公園で撮影を楽しもう春のガーデニングの主役は球根草花

行って観て楽しく撮る! ガーデニングテクニック

球根の花々は庭でもコンテナでもよく映える!

新入学の時期の花壇にはチューリップがいっぱい。門出を祝うように咲く愛らしい花は、今も昔も人気の的です。春はチューリップやスイセン、ムスカリなど多様な球根草花が開花しますね。
今回は陽射しが降りそそぐ公園で、球根草花を探しました。形、色、姿も様々な花たちの記録をお届けします。


球根の花々は庭でもコンテナでもよく映える!


春に咲く球根草花、大集合!


4月上旬、「春の公園で球根草花を探してみよう」と愛機を携えて東京都立川市にある国営昭和記念公園に向かいました。園内は球根植物の華やかな色彩であふれていました。快晴の撮影日和とあって花にカメラを向ける方が大変多くいらっしゃって、私もさっそく仲間入り! 今が盛りの花に囲まれてシャッターを切りました。
記録した花たちの写真とともに、球根の話も簡単に紹介していきましょう。
国営昭和記念公園の西立川口で

国営昭和記念公園の西立川口で



球根とは?

球根とは草花の地下や地際の部分(根・葉・茎)が「特別に肥大したもの」です。その中には、不良な環境であっても順調に生育・開花させる養分がしっかりと貯蔵されています。そのため「地下の栄養貯蔵庫」とも呼ばれます。




球根の種類は?

鱗茎 (チューリップ)
極端に短くなった茎に、肥大化した葉(鱗片)が重なり合って球状になったものです。そのうち、鱗片が外皮に包まれて乾燥に強いものを「層状鱗茎」(ヒヤシンス、リコリスなど)、鱗片が重なっただけで外皮がなく、乾燥に弱いものを「鱗状鱗茎」(フリチラリア、ユリなど)といいます。

球茎 (グラジオラス)
茎が極端に短くなって球状に肥大化したもので、外皮があります(グラジオラス、クロッカスなど)。

塊茎 (アネモネ)
茎や地下茎が球状や塊状に肥大したもので、外皮はありません(アネモネ、カラーなど)。

根茎 (カンナ)
地下茎が棒状に肥大したものです(カンナ、ジンジャーなど)。

塊根 (ダリア)
根が紡錘状、棒状に肥大したものです(ダリア、イポメアなど)。



チューリップ(ユリ科チューリップ属)

鱗茎 青以外の色はすべて揃っているといわれるほど多彩な色彩が特徴です。花形も一重咲きや八重咲き、フリンジ咲き、ユリ咲き、パーロット咲きなどがあります。園芸品種だけでなく、原種の球根も出回ります。

一重咲き メリーウィドー

一重咲き
メリーウィドー
八重咲き 紅獅子

八重咲き
紅獅子
フリンジ咲き 炎のつばさ

フリンジ咲き
炎のつばさ

ユリ咲き バレリーナ

ユリ咲き
バレリーナ
パーロット咲き スノーパロット

パーロット咲き
スノーパロット
フリンジ咲き ハミルトン

フリンジ咲き
ハミルトン



スイセン(ヒガンバナ科スイセン属)

鱗茎 ほとんどの花色は白か黄色。毎年、球根の内側に新しい鱗片ができ、自然に分球します。原種、園芸品種がたくさんあるので、コレクターが多い花です。イギリス王立園芸協会の独自の分類ではラッパズイセン、タイハイ(大杯)スイセン、ショウハイ(小杯)スイセン、ヤエザキスイセンなど11群に分類されています。
ラッパズイセン

ラッパズイセン

タイハイ(大杯)スイセン

タイハイ(大杯)スイセン
ショウハイ(小杯)スイセン

ショウハイ(小杯)スイセン
ヤエザキスイセン

ヤエザキスイセン



ムスカリ(ユリ科ムスカリ属)

鱗茎 名前はギリシャ語のじゃ香(moschos)に由来します。英名はグレープ・ヒヤシンスで、分類によってはヒヤシンス科とされます。花色は青、紫、白。草丈が低いので、集合状の植え付けをするとよく映えます。

アルメニアカム

アルメニアカム
ラティフォリウム

ラティフォリウム
ホワイトビューティー

ホワイトビューティー



ほかにも、こんな花を見つけました。春は本当に球根草花が豊富ですね。

ラナンキュラス(塊根)

ラナンキュラス(塊根)
フリチラリア(鱗茎)

フリチラリア(鱗茎)
ハナニラ(鱗茎)

ハナニラ(鱗茎)
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多彩な植え方で楽しむ春の球根草花


春のガーデニングに球根草花は欠かせません。養分を蓄えた球根なら、栽培は比較的簡単なのでガーデニング入門にも向いていますよ。
1種類の花をまとめて植える、いろいろな花を寄せ植えする、木の根元を飾るなど春ならでは組み合わせを紹介しましょう。


明るい花色が引き立つ寄せ植え

明るい花色が引き立つ寄せ植え



丈の違うチューリップを寄せ植え

丈の違うチューリップを寄せ植え
大鉢にチューリップをまとめて植える
球根をぎっしりと植えてボリューム感を楽しみましょう。写真のような大鉢だと球根がたくさんいります。球根の数が少ないときには小鉢に植えてもいいですね。花茎が短い品種は花が鉢からあふれるように咲くので見栄えがしますよ。

花のじゅうたん

花のじゅうたん
チューリップとムスカリを寄せ植えする
この2つは「ベストコンビ」ですね。色が合わせやすいだけでなく、花期が同じですから見応えがあります。チューリップが早く終わってしまったら、その場所にパンジーやビオラ、冴えた黄色のムルチコーレなどを植え込むといいですね。 庭植えの場合、水はけの良い場所ならムスカリは数年植えっぱなしにできます。

日本の春の代表的な風景

日本の春の代表的な風景
落葉樹の下にスイセンを植える
スイセンを庭植えする場合は、夏の直射日光に当たらない場所が適しています。このように落葉樹の下に植えるのが理想的です。庭植えなら毎年掘り上げる必要はありません。手間が掛からない点でも魅力です。黄色の単色使いや黄色と白のミックス使いなど、色使いで楽しみましょう。サクラやハナモモのピンク色との相性もいいですよ。





  オランダ人を熱狂させたチューリップ

今回撮影した国営昭和記念公園には、約240品種19万株のチューリップがあるそうです。まるで「日本のオランダ」ですね。
ところで、チューリップの本場オランダでは1634~37年にかけて熱病のようなチューリップブームが起きました。球根は投機の対象となり、珍しい品種の球根1個がアムステルダムの一等地にある家1軒と同じ価格で取引されたといいます。しかし、チューリップバブルは約3年ではじけ、恐慌が起きます。一国の経済と政治にこれほどの影響を与えた花はほかにないでしょう。チューリップが「ヨーロッパを狂わせた花」といわれるゆえんです。
ちなみに、本物のチューリップを買えない人たちは画家にチューリップの絵を注文しました。一流の画家に依頼しても、絵の方がずっと安価だったからです。17世紀のオランダ画家に、チューリップの花を描いた作品が多いのもうなずけます。
オランダの国花はチューリップ

オランダの国花はチューリップ




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福渡流「簡単水栽培に挑戦」


今回は、室内で手軽に花を楽しむ水栽培を紹介します。
球根の植え付けから始めると花が咲くまでに時間が掛かりますが、つぼみの状態で植え付ければすぐに花を楽しめます。
今回は小ぶりなスイセン(ティタティタ)とアイビーを組み合わせましょう。




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手順

1

1  根腐れを防ぐために、器の底全体に珪酸塩白土を薄く敷きます。その上にハイドロボールを適宜入れます。
2

2  鉢からスイセンを取り出し、根が傷まないように土を落とし、バケツの中で振り洗いします。
3

3  ハイドロボールの上に球根を載せて、球根が半分隠れる程度までハイドロボールを足します。アイビーも配置します。

4

4  器の側面から根が見えなくなるように調整して、水を2分の1程度まで注ぎます。
5

5  出来上がり
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水栽培のコツ

初心者の方はガラスの器を使うと、水位が見えるので管理がしやすいですよ。水がなくなってから、半分くらいの高さまで水を注ぎましょう。時間の経過とともに、ハイドロボールに苔が付着することがあります。その場合には取り出して洗ってくださいね。



次に、球根を楽しむ寄せ植えや水苔栽培もいくつか紹介しましょう。

器で遊ぶ水苔栽培

器で遊ぶ水苔栽培
手作り感のある器を生かして

手作り感のある器を生かして
ピンクを基調に春らしく

ピンクを基調に春らしく

寄せ植えのコツ

背の高いものを後ろに持っていき、手前にかけてだんだんと低くなるように植え込むとまとまりが良くなります。「自分流」の組み合わせで寄せ植えを作ってみてはいかがでしょうか。
目立つ黄色で庭のアクセントに

目立つ黄色で庭のアクセントに
ボリューム感のある爽やか系

ボリューム感のある爽やか系



球根植物のメンテナンスは?

終わった花の茎は根元でカットしましょう(ユリの場合は花だけカットします)。葉は残し、黄色く枯れるまでそのまま置いてください。この作業をすると球根が栄養を蓄え、来年もきれいな花を咲かせてくれます。
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マイクロレンズで接写を楽しもう


マイクロレンズは花や昆虫などの小さく繊細なものを大きく写したい時に活躍してくれます。
下の写真は左がズームレンズで、右がマイクロレンズで、それぞれ限界まで近づいて写しました。撮れた画像も違いますが、最短撮影距離も大きく違いますね。
このマイクロレンズには高い反射防止効果がありますから、ハイコントラストな作品に仕上がっています。
マイクロレンズで接写を楽しもう

VR 18-200mm F/3.5-5.6G
ED 105mm F2.8G

VR 18-200mm F/3.5-5.6G
VR 18-200mm F/3.5-5.6G
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ED 105mm F2.8G
ED 105mm F2.8G
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D300 D300
ジェネラルドウェット

ジェネラルドウェット

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  A

D90 D90
ムラサキハナナとチューリップ

ムラサキハナナとチューリップ

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  B

D40 D40
ラッパズイセン

ラッパズイセン

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  C



D80 D80
ピンクの行列

ピンクの行列

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  D

D80 D80
水面にも風景が

水面にも風景が

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  E

D90 D90
光を透かす

光を透かす

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  F



D60 D60
色の共演

色の共演

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  G

D60 D60
ムスカリ

ムスカリ

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  H

D300 D300
繊細

繊細

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  I



撮影場所「国営昭和記念公園」