talk! talk! talk! お笑い芸人・山田よしさん


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Pleasure 楽しみ

構えていないそのままの芸人の姿を撮りたい

お笑い芸人・山田よしさん

今も日常的に写真を楽しまれているのですか?

カメラは常に持ち歩いていますね。家では自分の子供を撮って、仕事場では楽屋などで芸人仲間を撮ることが多いです。いつもすごい量を撮ってますね。

芸人さんたちは山田さんに会えばいつも写真を撮られるのですね(笑)。みなさんの反応はいかがですか?

あんまりよくないですね(笑)。どんだけ撮んねんていう感じです。特に取材が多い芸人になると撮られることに飽きているからでしょうけど、カメラを向けてもリアクションがなかったりします。

(笑)。それは少し寂しいですね。

いや、でも逆にその飽きている感じというか、無意識の状態を撮りたいんです。芸人はカメラを向けられれば何かせなあかんて思うものなんですが、そうじゃなくてもうカメラの存在を無視してくれている無意識の瞬間を狙っているんです。僕がカメラを構えていても、こっちも見ずに煙草吸っていたり、何もしないところがいいんです。

確かにブログを拝見していると、素の表情の芸人さんたちが写っていますね。

撮る前には特に何も言うてないんです。そーっとカメラを出してそーっと撮るのが好きなんです。そうすると、「またか~」みたいな素の笑顔を撮れるんです。特に後輩を撮るときは、声をかけたり、ブログに載せるとも言わずにただ撮るということも多いですね。真剣にネタ合わせをしている最中の風景も、そっと後ろから撮ったり。僕が撮る人物写真のテーマは、構えていないそのままの姿ですね。

なるほど。そういった意識していない表情を撮るためにポイントとされていることはありますか?

しつこく撮るということですね。要は無視して欲しいんですよ。何回もシャッターを押して、「もういいやろ~」となる瞬間を待つんです。でも先輩や目上の人となると、そこまで時間を費やせませんけどね。

そういった場合はどうされるのですか?

初めの1回は捨てるんです。たとえば先輩にカメラを向ける初回というのは、とりあえずいい写真を撮るということは置いといて、僕は写真が好きですよというアピールだけです。本番はその次からなんです。僕が写真を撮るってことをわかってもらえれば「またかお前か~」となって、受け入れてくれるので。

写真を撮ることがコミュニケーションのきっかけにもなるのですね。

そうですね。たとえばコンビ名も知らないくらいの後輩を、いきなり撮ってから「名前何ですか?」って聞いたり。自分から撮っておいて、誰ですか? というのは失礼ですけどね(笑)。ただ名前を聞いても忘れちゃうことが多いので、ブログにアップする際は写真とこの子の名前わかりませんと一文書くんです。そうすると読んでくださる方からコメント欄に「◯◯というコンビの◯◯さんです」と書き込んでくれます。若手の後輩に関しては、ファンの方たちの方が詳しいんですよ。