talk! talk! talk! タレント・恵俊彰さん


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Pleasure 楽しみ

うまく撮ろうとせず 思いっきり感情的に撮る!

普段はどんなときに撮られているのですか?

いつもはコンパクトカメラで気軽に撮っているんですが、たとえば子どもの運動会など何かイベントがあるときは一眼レフカメラで気合いを入れて撮っています。僕は自分の子どもが産まれてから(現在2児の父)、さらに撮ることに夢中なったんですね。今まで撮った写真は6000枚くらいあるんですが、その内でファミリーの写真が5500枚を占めています。いや……、5920枚くらいがファミリー写真ですね(笑)!

すごい枚数ですね。撮影するときは夢中になってたくさん撮られるのですか?

はい。写真は嬉しい誤算というか、狙ってないんだけどいい写真が撮れちゃうときがあるじゃないですか。だから、集中して1枚1枚に時間をかけて撮るというよりは、なるべくひとつのシーンにシャッターを多く切るようにしています。デジタルカメラは枚数や失敗を気にせず何回でも撮れるから、迷いなく思ったままに撮れるのがいいですね。

撮影をするときに気をつけているポイントなどはありますか?

構図のことで言うと、真ん中に撮りたい被写体を置かない。どちらかに寄せて撮りますね。それに、僕の場合は撮ったあとフォトショップでいじるので、そのときにいろいろ加工しやすいように高解像度設定にして、なるべく順光で明るい写真を撮るようにしています。あと、テーマを持って撮ることも多いです。

テーマというのはどういったものですか?

自分が面白いなと感じたものですね。たとえば沖縄県の竹富島に行った際、夕暮れどきに写真を何枚か撮っていたんです。撮影していたときには意識していなかったんですけど、家に帰ってからパソコンで見返していたら、地面に自分の影が写り込んでいるものが多くてそれが面白かった。それから影をテーマにしていろいろ撮るようにしてみました。ときどきそういった感じで、面白いと思ったテーマに沿って撮影することもありますね。

タレント・恵俊彰さん

今まで何千枚も写真を撮ってこられた恵さんにとって、いい写真を撮れる際の条件みたいなものがあれば教えていただけますか?

そうですね、やっぱりその写真を撮っていたときの現場が楽しかったとか、撮っているものに思い入れが強かったりすると、いい写真が撮れる気がします。たとえばアテネオリンピックに行ったときにアスリートの姿に興奮して撮った写真や、いいロケになった、素敵な旅行だったなど気持ちの面で充実していたりすると、それが写真に乗り移る気がしています。
写真を始めた頃は、いい写真、かっこいい写真を作りたいと思って一生懸命撮って、プリントして飾っていたんですが、それを誰かに見せても何も言わないんですね。「買ったの?」なんて聞かれたり。僕としては力作なんだけど、結局素人がどれだけかっこよく作ろうとしても、結果は見慣れたポストカードと同じなんです。だからよく見せようとか、どっかで見たものを真似るのはやめようと思ったんです。

今はご自身の気持ちに任せて、シャッターを押しているのという感じですか?

はい。もう遊びながら撮りたいように撮っています。
以前、ある有名なフォトグラファーの方が「恵さんの子どもをプロのフォトグラファーが撮ると、その写真は世界のどこかの子どもになる。だけど恵さんが自分の子どもを撮ると、その写真は恵さんの子どもになる。それがプロとアマの違いだ」とおっしゃっていたんです。そうなんだと思って、一時期自分の子どもを、世界のどこかにいる子ども風に撮ってみようと試行錯誤してみたんです。でもどうしたってできない。自分の子どもはやっぱり大好きだから、デレデレの写真になっちゃうんです。「かわいいでしょ、俺の子ども」という感じに(笑)。だからそれでいいんだと思いました。思いっきり感情的で、自分の心のままに撮ればいいんだと。