Future これから
日本の四季や 実る野菜を写真に収めたい
お芝居を始められたのも、自分を表現したいという気持ちからだったのですか?
いえ、そういう気持ちがあったわけではないですね。中学2年生のときに映画のオーディションを受けたんですが、その頃の私は部活動をしているわけでもなく、何もやっていない状態だったんです。周りのみんなは部活動に打ち込んでいるのに、自分自身は特に何もやっていない。でも、何かをやるならみんなと違うことがしたいなと思って、オーディションを受けてみたんです。思えば無謀なことだったのかもしれないけれど、自分の周りの環境からちょっと抜出してみたかった、みんなと違うところに行きたかったんですね。
試しにやってみようと思って受けたそのオーディションがとても楽しくて、監督さんのこともすごく好きになったんです。結果的には落ちてしまったんですが、閉じこもっていた心が、パンッと開いた気がしました。自分はこんなこともできるんだなと気づいて、もう少しお芝居がしたいと思ったんです。それで、無料でレッスンをしている今の事務所のことを知り、親にも負担がかからないかなと思って応募しました。
小出さんにとって、自分の内面の世界を外に出すということが、お芝居も写真も共通しているのですね。
そうですね。今考えると中学2年生の頃はもやもやした気持ちでいたと思います。それを吐き出せたのがオーディションだったのかもしれません。
お仕事のことでこれから挑戦したいことなどはありますか?
いつか舞台に立ちたいです。今すぐというわけではなくて、長い目でみて将来的に舞台でお芝居が出来ればいいなと思っています。今はいろいろな作品にキャスティングされることだけでとても嬉しいんです。映画やドラマを作るときに私を必要としてもらえること、ものづくりをする人たちの一員になれることがすごく嬉しくて。役に立てたらいいなと思います。
様々な役で自分を表現できるのは楽しそうですね。
そうですね。でも、自分からどんどん表現していこうというよりは、監督さんが求めるものを表現しようという感じです。作品は私のものではないので、求められたことを頑張って表現しようと思います。だから演出されたことに応えられなかったらすごく悔しいですし、演技を納得してもらえたときはとても嬉しいです。もちろん、そこに自分らしさも少し入れられるのがベストですけどね。
みんな普段の暮らしの中では、なるべくスムーズに生きられるように、周りと自分の間に壁をつくって本当の部分を隠していたりすると思うんです。私は特にそういう部分が強いと感じるんですね。でも様々な役を演じることで、普段自分の中に隠れているいろんな要素を反映していける、出せる。その作業がとても面白いです。
では最後に、これから撮りたいものやカメラを持って行きたい場所などがあれば教えてください。
私は日本の四季がとても好きなんです。花もよく撮るんですが、そういった季節を感じるものを写真に収められたらいいですね。あとは野菜が好きなので、実っている旬の野菜を各地に撮りに行きたいですね。これからも撮りたいと感じたものに、なるべく素直にシャッターを押していけたらいいと思います。

