talk! talk! talk! ディスクジョッキー、ナレーター・バッキー木場さん


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Future これから

写真とは“一瞬の永遠” 一瞬を写しながら永遠を感じるもの

今後撮ってみたいものはありますか?

本当は人物を撮ってみたいんですよ。街にいる人たちを。でも最近は写真を撮らせてもらうことは不可能なんですよ。この前も近所の塀の上で子供がゲームをしていていいなと思ったんです。勝手に撮ると問題があるけれど、かといって声を掛けると子供は意識した表情になっちゃうなと思いながら声を掛けてみたんです。その途端グっと顔つきが変わって、こちらを警戒しているんですよね。僕がこういう風貌だっていうのもありますけど、でもこういうご時世ですから気をつけるように親や学校に言われているんでしょうね。その場でごめんって謝ってすぐに離れましたけど、ちょっと寂しいなと思いましたね。

知らない人と話しちゃダメだとか、そんなことを言われているかもしれませんね。

だから親戚兄妹や友人を撮ったり、親もだんだん歳を取ってきていますから、親はできるだけ撮り続けたいという気持ちはあります。でもどうしてもカメラを向けると構えてしまうんですよね。父親は照れて固まってしまうし、母親は逆に照れて「イエーイ」ってリアクションを取る(笑)。そうじゃなくて、何か料理をしているところだとか、普段の生活をそっと撮ってみたいんですけどね。

人物写真を撮りたいと思うのはなぜですか?

ディスクジョッキー、ナレーター・バッキー木場さん

人物と一緒に、その人が生きている生活や空間を撮りたいんです。たとえば母親の表情やしわ、洋服、髪型もそうですが、後ろに写っている障子が破れているとか、こんな家具を使っているだとか。
昔の写真をパソコンに取り込んで修正することがあるんですよ。この間も母親の兄妹が子供の頃に縁側に座っている写真を修正したんですが、座っている横に白いものがあってパソコンで拡大してみたらコップが写っていたんですよ。こういうので飲んでたんだなぁと妄想にふけってしまいました(笑)。さっき言った“写真を読む”ということだと思うんですが、そういうことができる写真が撮りたいですね。

なるほど。しかし面白いですね。パソコンで古い写真の修正をされているんですね。

ええ、深夜に1人でパソコンに向かってやっています。なんだかね、ちまちまとした細かい作業が好きなんですよね(笑)。その写真は白く折り目が付いてしまっていたんですが、それを地道に消してから黄ばみを取って、コントラストを調整したりして。古い写真はそれ1枚しかないですから、データにすれば残せるし焼き増しもできるし、いいですよね。

パソコンを使っていろいろな楽しみ方をされているのですね。では最後の質問です。バッキーさんにとって写真とはなんでしょうか?

お、最後にその質問が来ましたか(笑)。写真とは何か、難しいですね。うーん、見えているところから見えないところを見せてくれる……見えない部分が想像できるというか、写っていない部分を見せてくれるもの。写真とは空間?いや、違いますね…………。(しばらく悩んで)すみません、深みにハマってしまいました。でも、写真から時間や空間を感じるんです。だから格好つけた言い方になってしまうんですが、“一瞬の永遠”なんていかがでしょうか(笑)? 一瞬を写すけれど永遠を感じるものということで。

素敵な言葉を考えていただきありがとうございます。そのまま見出しに使わせていただきたいです(笑)。

よろしくお願いします(笑)。これからも写真は自己満足で楽しみたいと思います。