talk! talk! talk! 俳優・海東 健さん


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子どものころからの夢かない俳優に きっかけとなった映画は『ゴッドファーザー』

海東 健さん
ご自分の写真を紹介するときは、
はにかみながら答えてくださった
海東さん。楽しみながら撮影して
いる様子が伝わってくる。

俳優の仕事がお忙しいから、休日にゆっくり楽しめるカメラは、ピッタリなご趣味ですね。俳優としてデビューされたのは2年前のことですが、海東さんが俳優を志されたのはいつごろですか?

映画好きの両親の影響で、小さなころからよく映画を観ていたので、「俳優になれたらいいな」という憧れは昔からありました。それが明確になったのは高校生のころですね。レンタルビデオでいろんな映画やドラマを自分の趣味で観るようになって、そのときから俳優になりたいと具体的に考えはじめました。

きっかけになった映画はありましたか?

アル・パチーノ、ロバート・デ・ニーロ等が出演する『ゴッドファーザー』(※1)です。

『ゴッドファーザー』も家族のつながりを描いた物語ですね。

ええ。とにかく、アル・パチーノやロバート・デ・ニーロが男らしくてかっこよくて憧れました。またロバート・デ・ニーロには、『レイジング・ブル』(※2)というボクシングの映画でも感銘を受けました。俳優には、いくらでも違う人間になれるという魅力がありますよね。

  • 1:『ゴッドファーザー』…フランシス・F・コッポラ監督。『ゴッドファーザー』(1972年)・『ゴッドファーザーPARTII』(1974年)・『ゴッドファーザーPARTIII』(1990年)の3部で完結する。イタリア・シシリー生まれのマフィアのドン・コルリオーネをマーロン・ブランドが、その後を継ぐ三男のマイケル・コルリオーネをアル・パチーノが、若き日のドン・コルリオーネをロバート・デ・ニーロが演ずる。マフィアの抗争とファミリーの結束を重厚に描写した、70年代を代表する大作。
  • 2:『レイジング・ブル』…マーティン・スコセッシ監督。1980年・アメリカ。主演のロバート・デ・ニーロが演じるのは実在のミドル級ボクサー、ジェイク・ラモッタ。彼はこの映画のために、体重を25キロ増やしてまで役に挑んだ。

映画を観て役づくりの参考に めざしているのは「心に残る演技」

撮影・海東 健氏
海東さんお気に入りの道。よく知っている場所も
写真に撮ると新鮮。
撮影・海東 健氏
海東さんの趣味はサーフィン。
お休みの日は友だちと連れ立って海へ。
FM2を持っていくこともあるそう。

海東さんご自身も『ほんまもん』では「松岡武司」。現在(2002年6月)放映中の『夢のカリフォルニア』では「竹内春樹」という、まったく違ったタイプの役を演じていますよね。

松岡は度量の大きい男で、木葉と支え合って夢を実現しようとする理想的なパートナーです。自分と比較してみると、あそこまでできないな、と思うくらいに心が広い(笑)。一方の竹内は、冷静でクールで自信家、人生は勝つことに意義があると思っている男です。だから演じていてすごく新鮮で、楽しいですね。。

竹内さん役に取り組む上で難しいところはなんですか?

竹内がもっている、自分に足りない部分をどうやったら補えるかを考えました。たとえば、竹内にはすごく合理的なところがあるんですが、それは僕があまりもっていない部分なんです。

合理的というと?

竹内にとって大切なのは仕事で勝つこと、いいマンションに住むこと。そのためには余分なものは必要ない、つまり友だちなんかいらない、恋人はキレイでさえあれば自慢できる、みたいな(笑)。そこで役柄の理解を深めるために、参考になりそうな映画を探して観たりします。竹内役研究のためには、『ウォール街』(※3)という80年代のアメリカ証券取引を題材にした映画などを参考にしました。あとは人間観察というか、いろんな人を見ることで、演技に役立てられたらなと思います。

演じていて、竹内さんに共感を覚えるところがありますか?

仕事に対する意気込みには共感しますね。竹内の場合は、勝つということに意義をおいている点が僕とは違いますが、男としてその情熱は同じです。竹内自身も、ドラマが進行するなかで次第に変化しています。それが竹内の成長なんだと思います。

これからやってみたい役はありますか?

海東 健さん

今の自分のイメージからかけはなれたキャラクター、たとえばコミカルな役などにも挑戦してみたいですね。映画・舞台も、もちろんやっていきたいです。でも、テレビであれ舞台であれ、人の心に残るような演技をしたいといつも思っています。写真でも、忘れられない写真というのがあるでしょう? 僕もそんな演技をしたいです。

7月からの新しいドラマのスタートが楽しみです。もちろん、ご趣味の写真も、どんどん楽しんでくださいね。

  • 3:ウォール街…オリバー・ストーン監督。1987年・アメリカ。80年代後半のアメリカ・ウォール街を舞台に繰り広げられるマネーゲームを描いた作品。出世に燃える若き証券マン、バッド・フォックスをチャーリー・シーンが演じる。