第24回先生だけのフォトフォトサロン

TopTeacher賞
入選
佳作

総評 小林紀晴(こばやしきせい)

先生ならではの魅力ある視点を

TopTeacher賞には、関市立関商工高等学校の井戸俊博先生の「最後の夏」を選ばせていただきました。こんな場面では選手の顔にぐっと寄り、涙を流している、あるいは悔しがっているところをカメラに収めたくなるものですが、まったく違う視点から感情あふれる一場面を捉えています。現役の高校生には撮れない視点です。いってみれば先生視線だからこそ撮れたのではないでしょうか。
卒業式の感動的な場面を撮影されたものが、今年も幾つかありました。どれも素敵な作品でしたが、個人的には井戸先生の「最後の夏」のように、まったく別の視線で、先生だからこそ撮れるものをいつか拝見できればと思っています。他には学外を被写体にして、熟考されたものや演出をほどこした作品が目につき、どれも印象的でした。