新宿ニコンサロン 2014年4月

juna21 池上 諭写真展

写真
目の前の山
4/1 (火) ~4/7 (月)
10:30~18:30(最終日は15時まで)
会期中無休

写真展内容

山に入る。いつもとは違う色、光、空気に囲まれている緊張感とその解放感で、作者は全身が妙に高揚しているのを確かに感じる。
数えきれない山靴で踏み固められてきた深い道を、荒い呼吸で登ってゆく。見上げる先に遮るものは何もなく、空が近くとも遠くとも見てとれる。
地図を広げてそれぞれの山を望み、思いを馳せらせたりもするが、ファインダーのなかでは、奥に見えるのが名高い山で、手前に見えるのが名も無い低山であるなどという境は消え去り、遠くからは決して見ることの出来ない目の前の山の様相に思わずシャッターを切る。それは登攀中も下山中も登頂した瞬間でさえも変わらない。どんな山へ入ろうとも麓に下りるまで、ひとつの山色としてただ感じるだけである。
“山岳写真”といわれるような自然の雄大さや力強さのある写真とは一線を画した山写真である。
カラー45点。

作者のプロフィール

池上 諭(イケガミ サトル)
1984年神奈川県生まれ。2010年東京造形大学卒業。卒業後はフリーで活動している。
写真展に、13年「SLOUGH」(コニカミノルタプラザ)があり、写真集に『SLOUGH』『NODE』(共著)がある。

日本スポーツプレス協会展
(ニコンサロンbis新宿として両会場で展示)

写真
AJPS 報道展「Athlete」 ~スポーツのある風景から~ 2013-2014
4/8 (火) ~4/14 (月)
10:30~18:30(最終日は15時まで)
会期中無休

写真展内容

AJPS(日本スポーツプレス協会)は、国内外の第一線で活躍中の、約170名を超えるフリーランスのスポーツ・ジャーナリスト(フォトグラファー、ライター他)で構成されている団体である。
本展は2部構成になっており、一つは2013年度に撮影した様々なスポーツシーンにおいて、会員が「これだ」という思いをぶつけた年間スポーツベストショット約300点以上の作品の中から約40点を展示する。こちらは会員ならではのカメラアイと決定的瞬間を楽しむことができる。
もう一つは、フォトグラファー会員とライター会員が組んで、写真と文章を組み合わせて一つの作品に仕上げた「コラボレーション」と題したもので、新たなスポーツシーンを生み出し、感動を呼び起こさせてくれる作品約15組を展示する。
カラー約60点。

グループのプロフィール

<日本スポーツプレス協会>
1976年6月、国内の第一線で活躍するフリーランスのスポーツ・ジャーナリスト(フォトグラファー、ライター他)を中心に、「スポーツ・ジャーナリストの職能を確立擁護し、表現および報道の自由に努め、もって日本のスポーツ界の発展に寄与する」を目的とし、16名の有志で設立。初代会長は中谷吉隆氏。
82年第1回日本スポーツプレス協会展開催。84年初の協会写真集「スポーツ写真年鑑」(講談社刊)出版。88年設立10周年記念事業として写真展と写真集を出版。92年国際スポーツプレス協会(AIPS)の会員に、任意で正式入会することが可能となる。97年創立20周年記念事業として公募によるスポーツフォトコンテストと写真展(協会展とコンテスト入選作品展)を開催。2000年写真集「20世紀スポーツの肖像・心に残るアスリートたち」(学習研究社刊)出版。01年都内9会場にて協会展を開催。06年創立30周年記念報道展「美しきアスリートたち」「サッカー」開催。10年一般社団法人日本スポーツプレス協会設立。会長に水谷章人氏就任。

トークショー開催のお知らせ

AJPS報道展期間中に次の内容で特別トークショーを開催いたします。
お誘い合わせの上、是非ご参加ください。

開催日:4月13日(日)
場所:ニコンプラザ新宿内 セミナールーム
※入場無料・予約不要です。
※会場の都合により満席(80席程度)の場合には、立ち見あるいは入場できない場合がございます。ご了承ください。

タイムテーブル: 13:30-14:30 宮澤ミシェル氏 トークショー
           14:30-15:00 AJPS会員 赤木真二氏
                       特別トークショー「ワールドカップってどんな大会?」
           16:00-17:00 山本昌邦氏 トークショー

小松 透写真展

写真
EVENT HORIZON
4/15 (火) ~4/28 (月)
10:30~18:30(最終日は15時まで)
会期中無休

写真展内容

作者は寝入る前、だれとも判らない人の話し声が聞こえてくることがよくあるという。自分の中に他人が入り込んでいる感じで、怖いから、町中や電車の中で無意識に聞いている声を記憶に残すかどうか精査でもしているのだろうと良いように考える。
作者には撮りたいと思うものは別にあるが、撮らざるを得ないものやことがあり、あるいは他人が作者の目を使って撮らせている。
撮りたいものはさておき、撮るものはだれが撮ってもいい。しかし、フィルムに写っていたのだから、作者の写真である 。大判モノクロ約20点(予定)。

作者のプロフィール

小松 透(コマツ トオル)
1969年宮城県生まれ。94年多摩美術大学芸術学科卒業。92年より「STILL LIFE」をテーマに、映像作品と写真作品を制作(HP:http://stilllife.org)。
主な写真展に、95年「静かな生活」(リュ・プラス)、2009年「STILL LIFE」(Place M)、10年「various 2007-2010」(M2 gallery)、11年「nature morte -apres311-」(新宿ニコンサロン)、12年「EVENT HORIZON」、13年「METRO’S」(以上、M2 gallery)などがある。

juna21 浅井 寛司写真展

写真
標高4000Mの祈り
4/29 (火) ~5/5 (月)
10:30~18:30(最終日は15時まで)
会期中無休

写真展内容

“チベット”という響きを聞くと、何処を思い浮かべるだろうか。多くの場合は“チベット自治区”という中華人民共和国の一部を思い浮かべるだろう。だがもしかすると、チベットという一つの独立国家を想像する人もいるかもしれない。
しかしながら、現在においてチベットという国家は存在しないにも関わらず、その広大な文化圏は幾国もの国境を跨ぎながら、チベット仏教という国家を超えた超共同体を形成している。
今日の日本において希薄になってしまった信仰心、尊い祈りは、国家という歪な境界を無意義なものとさせる。
すぐこの手に届きそうな空の下、ひたむきに祈りを捧げる彼らは穏やかに、そして凛とした強さを垣間見せる。彼らがそうするように、祈りのその先に目を向けた。チベットの空は広大である。カラー35点。

作者のプロフィール

浅井 寛司(アサイ ヒロシ)
1984年三重県生まれ。大阪芸術大学芸術学部デザイン学科卒業後、東京のビデオゲーム制作会社にてビジュアルアーティストとしてデザイン業務を担当。会社業務の傍ら、国内外問わず、魅力ある風景や人々の営みを求めて撮影の旅に出ている。