銀座ニコンサロン 2014年1月

12/29 (日) ~1/4 (土)
年末年始休館

森田 城士写真展

写真
仮囲い
1/5 (日) ~1/14 (火)
10:30~18:30(最終日は15:00まで)
会期中無休

写真展内容

“仮囲い”とは、工事期間中、工事現場の周辺に設ける囲いで、工事現場と外部とを仕切り、交通の遮断、内外の安全、盗難の防止等のために設けられる、高さ2メートル以上の防護板である。
ある日突然、金属製のギラギラ光る壁が現れる。巨大な古い建造物がその鉄の板で囲われ、瞬く間に新たな建造物に切り替わっていく。一つの小さな風景が消えて新たな風景へと更新される。未視感(ジャメブ)的日常。
壁が隔てている間の、壁の向こう側とこちら側を撮影した作品である。モノクロ40点。

作者のプロフィール

森田 城士(モリタ ジョウジ)
1974年メキシコ生まれ。99年東京造形大学卒業。2000年同校研究科修了。
主な写真展に、02年「Edge of Land」(新宿ガレリアQギャラリー)、04年「三浦半島」(コニカミノルタフォトギャラリー)、「上から2004」、05年「上から2005」(以上コンテンポラリーフォトギャラリー)、07年「Fractale」(アユミギャラリー)、08年「Castellano」(東京都写真美術館1階カフェ・シャンブルクレール)、09年「Tripod」(アユミギャラリー)、「DEVELOPER」(東京都写真美術館1階カフェ・シャンブルクレール)などがある。

松野 良則写真展

写真
blinkers
1/15 (水) ~1/28 (火)
10:30~18:30(最終日は15:00まで)
会期中無休

写真展内容

山砂は、コンクリートの材料になる。
現在、千葉県の中西部には、良質な山砂の採掘場やその跡地が多数点在している。
山砂の需要は、首都圏の高層ビルやインフラの整備、東京湾の埋め立てなどで、昭和40年代前半から加速していき、後半には採掘のピークを迎え、開発により、私たちの生活は豊かさや便利さを享受することになった。
一方で、千葉県中西部の採掘によって富津市の浅間山丘陵(標高204メートル)は完全に消滅し、その他多くの山砂も次々に採掘され、各所で森林を失った地表むき出しの褐色の土地が現れている。
「ここまでやるのか?」
作者はこれらの撮影を通して、人間の営為に圧倒されてしまった。
過去、私たちが選択した豊かさを求める“経済優先”の行為、行動は、競走馬を爆走させることを想起させる。埋蔵資源の枯渇した跡地や採掘場は、その代償的景観である。
(*blinkers:競走馬に装着し、視野を制限する馬具)
カラー45点。

作者のプロフィール

松野 良則(マツノ ヨシノリ)
1968年静岡県生まれ。大阪芸術大学写真学科卒業。デザインスタジオ、写真スタジオ勤務後、武蔵野美術大学映像学科研究室助手を経て、現在武蔵野美術大学、明星大学非常勤講師。
主な写真展(個展)に、2006年「遡行 scenes from TAMAGAWA 2001~2005」(銀座ニコンサロン・大阪ニコンサロン)があり、グループ展に、98年~2000年毎1月「武蔵野美術大学助手展」(武蔵野美術大学美術資料図書館)、00年「武蔵野美術大学映像学科創設10周年記念写真表現新作展・11+1写真展」(ミツムラ・アート・プラザ)、11年「発科展 早稲田大学芸術学校空間映像学科閉科展」(竜宮美術館)などがある。

PHOTOGRAPHER HAL 写真展

写真
雜乱
1/29 (水) ~2/11 (火)
10:30~18:30(最終日は15:00まで)
休館:2/1(土)・2(日)

写真展内容

作者は、今までカップルが惹かれ合うパワーを表現するため、彼らを真空パックして、密着させて撮影していたが、さらに愛のパワーを表現する方法はないか試行錯誤していたときに、一生を終えた星が収縮してブラックホールになり、あらゆる物を吸い寄せるという話を思い出した。
そこで、二人の生活上で身の回りにある彼らが愛してやまない物たちを、もろごと真空パックしてみた。
彼らが身にまとった一見無秩序な物たちは、胎内の中で羊水を栄養に生きる胎児のように彼らが生きて行く上で必要な物たちであり、自然界のすべてのもののように、彼らに選ばれる運命を辿って張り付いている物たちや、それらの配置は必然である。また、渾然一体となったそこには、彼らのパーソナリティーや美が凝縮され、愛のエネルギーが充満している。カラー26点。

作者のプロフィール

PHOTOGRAPHER HAL(フォトグラファー ハル)
1971年東京生まれ。大学でメカニックを学ぶ。2004年写真集『PINKY & KILLER』発売後、カップルを被写体に撮影を行っている。11年Art of Photography(USA) 1st Place、12年Prix de la Photography(Paris) 3rd Plize、同年同賞2nd Plize受賞。
主な写真展(個展)に、99年「ナツヤスミ」(新宿ニコンサロン・Juna21)、2009年「Couple Jam」(ギャラリー冬青)、11年「Flesh Love」(新宿ニコンサロン、ギャラリー冬青)、12年同展(TANTO TEMPO/神戸、Blue Sky Gallery/Portland・USA)、13年同展(1839 Contemporary Gallery/台北・台湾)があり、グループ展に、09年Jeune Photographie Japonaise(アルル/フランス)、12年New Directions-Crossing Territories(Wall Space Gallery/USA)、Love Love Show(鞆の津美術館/福山)、I Am Heath Cliff(Daine Singer/メルボルン・オーストラリア)、Transformer. The Body Remixed(Galerie SAW Gallery/カナダ)などがある。
写真集に、04年『PINKY & KILLER』(私家版)、07年『PINKY & KILLER DX』、09年『Couple Jam』、11年『Flesh Love』(以上冬青社)がある。