ニコンサロン bis 新宿 2010年9月

島﨑 邦右

写真
Mind Map
8/31 (火) ~9/6 (月)
10:00~19:00(最終日は16:00まで)
会期中無休

写真展内容

作者は温度、湿度、臭気、ノイズ等濃厚に発するエリアに親しみ、長い間そこを主たるテリトリーとしてきた。しかしながら昨今の下町は、複雑なこの時代の影響もあってか、その表情も多様化し、更には往時の面影にも遠く、今では所謂“下町風”なる言葉も馴染まなくなった感がある。
通い慣れたそんな街角に立った時、今まで見過ごしてきた“モノ”、見えなかった“モノ”などが、改めて見えてくることがある。そんな周囲からの働きかけにアクティブに応える時は、作者にとって何より楽しい、より充実した写真空間となる。
本展は、そんな市井や、そこに暮らす人々が発するメッセージを捉えた、作者の一人歩きの世界である。モノクロ40点。

作者のプロフィール

島﨑 邦右(シマザキ クニスケ)
1934年静岡県生まれ。58年法政大学法学部法律学科卒業。74~78年写真評論家田中雅夫氏の指導を受ける。78~2004年写真家須田一政氏の指導を受ける。80年アサヒカメラ「自由写真」(モノクロームの部)年度賞次点。ニッコールクラブ、高根写真集団、SCRAP同人、写団KAZ(旧APO)所属。
写真展に02年「しもうさ台地 山間の里」(ニコンサロンbis新宿)があり、写真集に『しもうさ台地 ―山間の里―』がある。

全国高等学校文化連盟

写真
第34回全国高等学校総合文化祭写真展優秀作品展
9/7 (火) ~9/13 (月)
10:00~19:00(最終日は16:00まで)
会期中無休

写真展内容

第34回全国高等学校総合文化祭(宮崎大会)写真展において、入賞した作品および上位にあると認められた作品30点を展示する。
本展は各都道府県で審査のうえ優秀と認められた作品5~10点、合計308点が選抜され、さらに写真家桑原史成、芥川仁の両氏が審査し、優秀と認められた作品である。
同文化祭写真展を主催する社団法人全国高等学校文化連盟写真専門部は、写真を愛好する高校生の唯一の全国組織であり、全国高等学校総合文化祭での写真展を中心に活動を展開している。
映像文化全盛の時代、一枚の写真に想いを表現した現在の高校生の感性を感じ取ってほしい。

長島 敏春

写真
生命(いのち)のサンゴ礁
9/14 (火) ~9/20 (月)
10:00~19:00(最終日は16:00まで)
会期中無休

写真展内容

サンゴ礁は生命を育んだ宝庫である。
石垣島のサンゴ礁は、世界でも有数の美しいサンゴ礁だ。2007年、石垣島でサンゴ礁の大規模白化が起こった。地球温暖化による海水温度の異常な上昇で褐虫藻が離れ、サンゴは色を失い、白化した。
サンゴ礁には温暖化以外にもいくつかの敵がある。石垣島でも起こったオニヒトデの大発生。さらに太平洋のマジェロでは原因不明の癌といわれるサンゴの腫瘍、サイクロンにより倒壊した巨大サンゴを見た。2010年、蘇った石垣島の魚湧くサンゴ礁。作者はサンゴの生命の誕生、サンゴ産卵の神秘に満ちた一瞬を撮影した。サンゴ礁は私たちに生命の尊さを教えてくれる。カラー30点。

作者のプロフィール

長島 敏春(ナガシマ トシハル)
1954年東京都生まれ。外国通信社に勤務し、その後映像制作会社の勤務を経て2009年フリーランスに。87年より独学で水中写真を始める。02年から石垣島の素晴らしい海を撮り続けている。07年の石垣島のサンゴ礁大白化に遭遇し、海の生と死をみつめるようになる。
サンゴ礁を通じた海の環境を報道する写真を発信しており、09年「アサヒカメラ」5月号にて「白化するサンゴ礁」を発表。

写真
第3回田淵行男賞写真作品公募受賞作品展
9/21 (火) ~9/27 (月)
10:00~19:00(最終日は16:00まで)
会期中無休

写真展内容

田淵行男記念館では、開館20周年を記念して2009年7月から2010年2月末まで、山岳写真、自然写真分野の新人発掘を目的とした写真公募を行った。
本展は、応募作品の組写真129作品のなかから選ばれた最優秀賞にあたる第3回田淵行男賞など7作品を展示する。カラー40点、B全パネル5点。

団体のプロフィール

田淵行男記念館開館20周年記念事業の実施を通して、安曇野市名誉市民で山岳写真家、高山蝶の研究家として活躍し、自然保護思想の普及に先駆的な活動を示した故田淵行男氏の業績を顕彰し、安曇野市の芸術文化の向上ならびに観光振興を図るために、記念事業の円滑な実施運営に当たることを目的としている。

juna21 大竹 雅仁

写真
群れの行方 ―The Shadows of New York―
9/28 (火) ~10/4 (月)
10:00~19:00(最終日は16:00まで)
会期中無休

写真展内容

ニューヨークのアート展に写真を展示したことがきっかけで、作者は7年ぶりに半年ほどニューヨークに滞在することになった。
ブルックリンでも銃声が響く治安の悪いエリアに滞在した半年間、作者はほとんど毎日街に出て行っては写真を撮ったが、ニューヨークという街は親しいようでいて完全によそよそしかった。しかし作者にとっては、ニューヨークのほとんどのものは精神的に繋がりの希薄な対象で、興味の対象は、写真で切り取ることが出来るそれらのカタチであり、作者の目の前に現れている被写体の影のような一部分だった。つまり、そのものの表層には惹かれるが、それらが内包するコンテンツなどには心を向けることはなかった。それは、ニューヨークに存在するあらゆるものを、単に写真制作のためのデザイン素材か何かのような無機質なものとして見ていたのかもしれなかった。
しばらくして、作者は一人の日本人女性と出会い、親しくなって、写真を撮ることも了承してもらった。作者と彼女との精神的つながりは、ニューヨークとのそれに比べればずいぶんと濃いものであったはずだが、作者がそれまでニューヨークに対して取ってきたスタンスの影響で、この女性を撮ることになっても、彼女の表層が作り出すカタチに多くの興味が向けられた。
作者の切り取ったものはニューヨークというものが落とした影であって、それらのコンテンツ(それらが本来持っているもの)を正確に表現しているということはない。どちらかというと、作者の乱暴で勝手な解釈(切り取った形によるもの)をそれぞれがバラバラに表現しているものだ。しかし、それら影たちのコレクション(集積したもの)が形成するモノは、ときに予期していなかったストーリーを創り出すこともある。それこそが作者のニューヨーク写真であり、切り取られたニューヨークの群れにこそ作者のニューヨークがある。モノクロ約40点。

作者のプロフィール

大竹 雅仁(オオタケ マサヒト)
1975年生まれ。米国シアトルのArt Institute of Seattle にてコマーシャルフォトグラフィーを学ぶ。2006年、09年B&W Magazine Merit Award 受賞。08年Art of Photography Show 2位受賞。
写真展に、2006年「People」(カフェギャラリー日和/千葉)、08年「Transmigration ―ベナレスにて―」(新宿ニコンサロン・大阪ニコンサロン)、09年「上海 ―濁流―」(Artexpo NY 2009 出展 Jacob K. Javits Convention Center/NY、米国)などがある。