「東北ブロック」撮影会

仙台市野草園での撮影会は、決してお天気に恵まれたとは言えませんでしたが、会貝の皆さんはとても熱心で、ブロックを超えての参加者も多く楽しい一日でした 。応募作品もハイレベルで、通りいっぺんの撮影会風ではなく、個性豊かな表現で味わい深い作品が多く見受けられました。
特選、矢萩藤男さん「まどろむ」は、光と影が織り成す美しいイメージを作り上げた作品です。背景のグリーンが波打つように動きがあり、青い衣装が引き立ちます。準特選、會田昭さん「みかえり萩」は、健康的で爽やかな透明感がとてもよく出ています。気取りのない撮り方に好感が持てます。嶋田俊治さん「横臥する女」は、しっとりとした女性の持つアンニュイな雰囲気を出すことに成功しています。また、準特選のお2人は、ともに58ミリf/1.4レンズの持ち味を最大限に発揮しています。
入選、齋藤一男さん「秋に想う」は、憂いのある眼差しが印象的です。千葉甲一郎さん「風の音の下で」は、銀塩フィルムによる作品で、彫刻を上手く活かしてモデルを引き立てています。大関一泰さん「萩の花の下で」は、自然な笑顔を上手くとらえています 。渡部強ーさん「一時の瞑想」は、あえて目を瞑っているチャンスを逆手にとらえたユニークさがあります。小畑正雄さん「夏の陽射し」は、端正で美しい顔をストレートに表現しています。
佳作もモノクロームの深みやファンタジックな表現など、力作ぞろいですので、ぜひホームページでご覧ください。