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Japan
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THE GALLERY 企画展
中谷 吉隆 写真展
蠢く街 新宿What 1955-2017

会期

2018年3月20日(火) 〜 2018年4月 9日(月) 日曜休館

10:30~18:30(最終日は15:00まで)

2018年3月20日(火) 〜 2018年4月 9日(月) 日曜休館

10:30~18:30(最終日は15:00まで)

2018年4月19日(木) 〜 2018年5月 9日(水) 日曜休館、5月3日(木)~6日(日) 休館

10:30~18:30(最終日は15:00まで)

開催内容

大都会東京の中でも新宿はたえず何かが蠢き、じっとせずに変貌し続け、新宿って何?を思わずにはいられない街である。
商業地として発展した新宿駅東口側。西口側のかつて都民に水道水を供給してきた淀橋浄水場の広大な跡地が再開発され、超高層ビルが林立し巨大なオフイス街となり、東京都庁の移転で新宿副都心が誕生する。
また魑魅魍魎が渦巻く歓楽街の歌舞伎町一帯や戦後の闇市の名残、昭和の匂いが漂うゴールデン街やマッチ箱のような大衆食堂やヤキトリ屋が軒を連ねる思い出横丁は、今や外人観光客のスポットでごった返してもいる。
そして西口のほど近くに新宿総鎮守の熊野神社が鎮座し、例大祭の神輿が高層ビル街を練り歩く。その門前町十二社は昔芸者衆もいる花街として栄えたところである。だが住宅地は再開発の影響から住民は生活の変様を余儀なくされもする。
整然としたビル群と喧騒と猥雑感が描くコントラスト。人間の欲望を煽りたてるスリルと刺激。そこには常に新宿whatが存在し、その魔力、魅力に魅かれ人々は集い蠢き騒くのである。
かく言う私も昭和30(1955)年からこの街に住み、そういった魅力にとり憑かれ、変貌する軌跡と人々を撮り続けている。
今日もまた何かが誕生し、何かが過去のものとなっていく、それが新宿という街なのである。(中谷 吉隆)

プロフィール

1937年、広島市生まれ。
1957年 東京写真短期大学卒業

東京新聞社出版写真部を経て1960年フリーランスとなる。ルポルタージュ、人物、風景、スポーツ写真、フォト俳句などを手掛ける。
「蒼氓60年」「東洋と西洋の間」「黒の墓標」「道東-オホーツクと原野と湖と」「素晴らしきかなサッカー」「広島・戦後10年」「憧れの東京を写して40年」「ノーサイドの笛が鳴る」「トカラ列島1961」「牛込神楽坂は、いま」「フォト俳句~極楽のアート展」などの写真展、写真集多数。県美展などの写真コンテスト審査。フォト俳句の選者を数多く務める。
                                                     
(公社)日本写真家協会名誉会員 日本スポーツプレス協会名誉会員
全日本写真連盟関東本部委員 各種写真教室講師 俳号・龍子

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