Nikon Imaging
Japan
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ニコンサロン bis 大阪 2014年9月

武田 憲幸写真展

写真
体書写影
8/28 (木) ~9/3 (水)
10:30~18:30(最終日は15時まで)
会期中無休

写真展内容

肌に直接描かれたものから、何か不思議なメッセージを感じたことはないだろうか。
私たち人間は、人体の部分に文字・文様・絵柄などを描くことで自己表現をしようとする文化をもっている。人体の部分が表現する表情や形態は、非言語的コミュニケーションだが、そこに文字・文様・絵柄などを描くことによって、更にメッセージ性が加わるものと思われる。
一方、日本には古来から、情景や物語などの絵図とその場面を説明する詞書を、紙や布に交互に描く絵巻というものがある。
今回展示する作品は、カメラと書をコラボレーションさせることによって、絵巻のような一場面を写真で表現しようと試みたものである。
書は、顔・手足・背中などの人体の部分に直接、詩歌や物語などの文字を書写して、その場面をイメージ映像化した。古事記・源氏物語・平家物語・和歌・経文・能・わらべ唄・陰陽五行などを題材に描いている。カラー64点。

作者のプロフィール

武田 憲幸(タケダ ノリユキ)
1958年生まれ。72年よりNikon一眼レフカメラで写真を始める。生物や人物などをテーマに撮影し、各フォトコンテスト・公募展での入賞多数、国内外の展覧会等で発表している。北里大学大学院水産増殖学研究科(修士)修了。宝塚造形芸術大学大学院メディア造形研究科(修士)修了。宝塚大学大学院メディア造形研究科(博士)満期退学。日本写真芸術学会、日本写真協会、日本自然科学写真協会、日本報道写真連盟、ニッコールクラブ他会員。
主な写真展に、2010年「身近な小さい生き物たち」、12年「昆虫まんだら」(以上、ニコンサロンbis大阪)があり、写真集に『体書写影』(ドニエプル出版/2014年刊)がある。

藤井 克己写真展

写真
幸ノトリ 再び
9/4 (木) ~9/10 (水)
10:30~18:30(最終日は15時まで)
会期中無休

写真展内容

1971年、日本の各地を優雅な姿で飛んでいた「コウノトリ」が自然界から姿を消した。高度経済成長時代に人々の生活様式や価値観で環境を破壊し、食べ物のドジョウやカエル、草地の昆虫がいなくなり、絶滅に追い込んだ。
しかし、あれから43年が経ち、「コウノトリをもう一度大空へ戻そう」との合言葉で、自然界への復帰を願い、多くの関係者の努力が実を結び、豊かな環境を取り戻した。 幸ノトリが帰ってきたのだ。但馬の里に、ニュースターが誕生した。澄みきった青空を舞い、地域の人々との共生が始まり、 田んぼや小川に幸せを運んできた「コウノトリ」が、ゆったりとした時間を過ごしている。 でも、主役は我々人間である。これからも彼らとの共生には生活改善、環境改善に対する積極的な取り組みが必要であることを忘れてはならない。カラー50点。

作者のプロフィール

藤井 克己(フジイ カツミ)
1940年山口県周南市生まれ。2001年セントラル硝子株式会社退職。03年社団法人西宮市 シルバー人材センター入会。08年日本写真家協会JPS展優秀賞受賞。ニッコールクラブ入会。 10年西宮芸術文化協会会員。コウノトリファンクラブ入会。11年東日本大震災被災地(宮城県南三陸町・名取市・気仙沼市・岩手県陸前高田市)取材。12年岩手県釜石市根浜地区、平田地区、鵜住居地区へコウノトリ写真集『生きる』を寄贈。現在兵庫県西宮市在住。
写真展に、10年コウノトリ写真展 ( 西宮市・豊岡市 ) があり、写真集に「コウノトリ写真集『生きる』」がある。

ニッコールクラブ やえす・しゃらく支部展

写真
やえす・しゃらく支部第2回写真展「四季との出逢い」
9/11 (木) ~9/17 (水)
10:30~18:30(最終日は15時まで)
会期中無休

写真展内容

本展のキーワードは「写真は楽しい!」である。 温帯地方に位置する日本の四季は明瞭で、春は桜を代表とする花木たちが残雪の山を背景に咲き誇り、その景観は息をのむような美しさである。また、足元の公園にもカラフルな花木たちが咲き乱れている。 夏は青空を背景に、高原を吹き渡る風に涼しさを感じ、秋は寒い冬を迎える前のひと時、木々たちの彩りが最も映える。冬、しんしんと音もなく降り積もる雪は、神秘性すら感じさせる。 このような風景はいつまで残っているかわからない。写真は記録ともいわれるが、季節ごとに趣を変える自然風景に魅せられて、支部員たちがカメラ片手に撮影行で出逢った、いつまでも残しておきたい風景を、「楽しみながら」捉えた記録を展示する。
カラー52点。

グループのプロフィール

<ニッコールクラブ やえす・しゃらく支部>
ニコン塾やニコンカレッジを受講した有志(34 名)が集まって 2009 年(平成21年)9月に発足。隔月ごとに撮影会・例会を繰り返し開催し、会員たちの技術向上を図っている。また、年に 1 回、日ごろの写真技術の向上と懇親を兼ねて、宿泊ツアーも実施している。
12年(平成24年)3月、会員たちの発案で、第1回支部展の写真展を新宿・INSTANCE で開催、13年(平成25年)9月、ニコンサロンbis新宿で第2回支部展を開催している。

juna21 北澤 一朗写真展

写真
Viva México
9/18 (木) ~9/24 (水)
10:30~18:30(最終日は15時まで)
会期中無休

写真展内容

Que padre!(なんてお父さん!) Que madre!(なんてお母さん!)

こんな直訳をしても仕方がないが、なにかしら、いいものにはお父さん、悪いものにはお母さん、と彼らはいう。征服したスペイン人の父親、征服されたインディヘナの母親、そしてその子孫が自分たち。 矛盾から生まれ、矛盾を抱えながら成長を続けるラテンアメリカの大国メキシコ。この国はどこか日本の残暑を思わせる。盛りの過ぎた太陽、押されるような陽射し。濃密な空気の中を、お盆帰りの死者が彷徨う。作者はこの季節が好きでメキシコにいる。モノクロ75点。

作者のプロフィール

北澤 一朗(キタザワ イチロウ)
1982年生まれ。2008年京都工芸繊維大学造形工学科卒業。在学中、ワンダーフォーゲル部に所属。国内外をバックパックで旅行。卒業後は京都の飲食店に勤め、メキシコに通う。現地で和食のホームパーティーを開くなどして、友達の輪を広める。将来は料理と写真、二足の草鞋で世界を歩いていきたいと考えている。

juna21 田中 崇嗣写真展

写真
ILLUMINATE THE PERIOD
9/25 (木) ~10/1 (水)
10:30~18:30(最終日は15時まで)
会期中無休

写真展内容

“ 画面に何かが写し出されていれば写真は成立する ” “ シャッターが切れれば何かが写る ”
作者は写真を作るのに意思は必要ないと思ったが、全てを取り除くことは難しいと思った。 そこでカメラの機能を利用したルールを作り、それに従うことで、意思や意識の外側を写しだそうと試みた。
・撮影方法(ルール)
1. カメラにストロボと水準器をセットする。
2. インターバルタイマーを10秒にセットする。
3. 何も認識できない暗闇に入る。
4. 一歩程度歩き、水準器で水平と垂直を取る。
5. 10秒でシャッターが切れる。
6. 「4」へ戻り、動作をくり返す。
・目的―意識の排除
1. ストロボを使用し、肉眼では見えない物を照らし出す。
2. 水準器を使用し、個体差の少ない構図を作る。
3. インターバルタイマーを使用し、自分のタイミングでシャッターを切らない。

作者のプロフィール

田中 崇嗣(タナカ ソウシ)
1978年広島県生まれ。2012年金村修ワークショップ参加。13年第9回写真「1_WALL」 増田玲奨励賞受賞。
写真展に、14年「PASSIVE RECORD[35.748949,139.718125]」( 銀座 Gallery Q) がある。

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