Nikon Imaging
Japan

神永 悦史 写真展戦争が残したもの

会期

2018年11月 7日(水) 〜 2018年11月20日(火) 日曜休館

10:30〜18:30(最終日は15:00まで)

2018年12月 4日(火) 〜 2018年12月15日(土) 日曜休館

10:30〜18:30(最終日は15:00まで)

開催内容

食堂で食べた1杯のラーメン。
私はそこで出会ったスプーンから世の中に隠れた闇と光を感じることになる。

ラオスはアメリカによって大量の爆弾を投下された。
その数は約2億7000万発とも言われ、人口1人あたりに落とされた爆弾の数は世界一である。
そのうち約30%もの爆弾が不発弾として地面にとどまり、未だ多くの被害をもたらしている。
ラオス北東部の街シェンクワン。
不発弾の汚染状況地図を見ると、この街は真っ赤に染められている。
大量の不発弾が残る理由には軍事的な意味の他、アメリカが戦地に落としきれず余った爆弾をシェンクワンの街に落としていったとも言われている。
この不発弾により現在も、小さな子供たち、農地や牧場の労働者の命や体の一部が奪い取られている。

一方で爆弾は、鉄やアルミといった貴重な資源にもなる。
拾った爆弾を売る人たち、爆弾を加工してスプーンなどを作り生計を立てる人たちなど、そこには過去の戦争で苦しめられた人々が、その爪痕の中でたくましく生活を送る姿、自分の居場所を見つけ生きていく姿に人間の力強さとしたたかさを感じる。(神永悦史)

プロフィール

神永 悦史(カミナガ エツシ)

1978年 栃木県生まれ

2018年 トウキョウドキュメンタリーフォト2018 展覧会 /キチジョウジギャラリー
2018年 岩波書店『世界』2018年1月号グラビア掲載
2017年 fotofever paris 2017 /フランス・パリ
2017年 学研『CAPA』〝6月号ドキュメンタリー写真家のメッセージ”掲載
2017年 トウキョウドキュメンタリーフォト2017展覧会 /東京、名古屋
2016年 TAIWAN PHOTO 2016 /台湾・台北
2016年 第17回上野彦馬賞 入賞
2015年 『国に忘れられた子供たち』 /新宿コニカミノルタプラザ
2015年 コニカミノルタフォトプレミオ 入賞
2014年 第15回上野彦馬賞 入賞